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コラム

サクふわ食感がおいしい!野菜たっぷりボリューム満点な「お豆腐チヂミ」

【工藤詩織の「お豆腐」進化論 Vol.31】ヘルシー、節約……でも、それだけじゃない! 身近な食材「お豆腐」の魅力はまだまだあるんです。この連載では、豆腐マイスター・工藤詩織さんに、お豆腐をもっとおいしく楽しむための知られざるノウハウを伝授してもらいます。「そうだったんだ!」と思わず納得の意外な活用法を知れば、きっと試してみたくなるはず。 あなたの食卓のお豆腐が“進化”すること間違いなしですよ!

豆腐×野菜で食べ応えバッチリな「お豆腐チヂミ」

我が家では、お好み焼きやホットケーキなど、粉もの料理を作るときのつなぎにお豆腐を入れるのが定番です。今回、ご紹介するのは、野菜たっぷりボリューム満点の「お豆腐チヂミ」です!

お豆腐をつなぎに入れる分、粉の量も少なくて済むのも嬉しいですね。外はサクッと中はふわっと、お肉やお魚を入れなくても食べ応え満点に仕上がる「お豆腐チヂミ」は、メインディッシュとしてもおつまみとしても大活躍すること間違いなし! ということで、作り方をご紹介します。

水切り不要、お手軽「お豆腐チヂミ」の作り方

生地の材料は、木綿豆腐と片栗粉、小麦粉。(米粉を代用しても、チヂミ専用の粉を使ってもOKです。)木綿豆腐は水切り不要なので下準備も不要です。

ボウルの中で豆腐をしっかり潰したら、粉を合わせてなめらかになるまで混ぜます。ニラ、人参、長ネギ(または玉ねぎ)など、お好みの具材を入れ、顆粒鶏がらスープの素、ごま油、醤油で軽く下味をつけ、お好みで炒りごまを加えます。

生地と具材の割合は1:1程度(写真参考)。初めは生地が少ないかな?と思うかもしれませんが、混ぜ合わせるうちに野菜が少ししんなりとしてくるのでちょうど良くなります。

あとは、ごま油を全体に敷いたフライパンに生地を広げ、フライ返しなどで押し付けながら両面をカリカリになるまで焼くだけです。(ホットプレートがあれば一度に数枚焼くことも可能です。)

片面を焼いてひっくり返した後に、チヂミの縁をなぞるようにごま油をまわしかけてあげるとカリカリに仕上がります。定番のつけダレは醤油、酢、ごま油、お好みでラー油を混ぜ合わせたものですが、ポン酢とごま油を合わせたタレもおすすめです。薄皮でサクッと軽めの食感のチヂミなので何枚でも食べられてしまいます(笑)

お家にあるものでアレンジOK!

お豆腐チヂミの嬉しいところはお家にある野菜でできること。今の時期なら、スライスしたズッキーニをたっぷり入れたズッキーニチヂミもおすすめです。他にも、千切りジャガイモを入れたチヂミ、春菊のチヂミ、ピーマンと玉ねぎのチヂミなど、ご家庭にある野菜を組み合わせればバリエーションは無限大。カロリーを気にしない方は、ピザチーズをたっぷり入れたチヂミもおいしいですよ!

いかがでしたか? 「ご飯を炊き忘れた!」という日でも、お豆腐があればボリューミーなおかずができますよ。ぜひ、試していただけたら嬉しいです!

まいにち豆腐レシピ』(池田書店

健康的で経済的、豆腐の魅力はそれだけではない! 年間1000食以上豆腐を食す著者が、豆腐の製法・歴史・文化などさまざまな側面から豆腐の魅力を伝えるとともに、料理家牛尾理恵による、田楽、ゆし豆腐、鹹豆漿(シェントウジャン)、豆腐のガパオ風炒め、麻婆豆腐、ほか102レシピ掲載。豆腐について知りたかったことがすべて知れて、おいしく食べるためのレシピも盛りだくさんな一冊です。

レシピ担当:牛尾理恵(ウシオリエ)

料理家、栄養士。東京農業大学短期大学部卒業後、病院の食事指導、料理制作会社勤務を経て独立。手軽なヘルシーレシピを得意とし、自身も食事管理と筋力トレーニングで日々健康的なからだづくりに臨んでいる。著書多数

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工藤詩織(往来/豆腐マイスター)

幼少から豆中心の食生活を送り、豆腐がいつも暮らしの中心にある無類の豆腐好き。日本語教師を目指して勉強する過程で、食文化も一緒に伝えたいと「豆腐マイスター」を取得。国内にとどまらず海外でも、手作り豆腐ワークショップや食育イベントを実施して経験を積む。2018年より「往来(おうらい)」をテーマに本格的に活動を開始。豆腐関連のイベント企画・メディア出演などを通して、各地で豆腐文化の啓蒙活動を行っている。「マツコの知らない世界」(TBS系)、「ヒルナンデス」(日本テレビ系)、「ごごナマ」(NHK)等へ出演。

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