日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
おうちごはん需要が高まる近年。いろいろな料理に挑戦する人が増え、なかでも注目が高まったのがハーブやスパイスでした。最近では身近に手に入るようになりましたが、まだまだハードルが高いと感じている人もいるかもしれません。12月21日に発売の『たったひとふりの魔法 ハーブ&スパイスrecipe105』から、食と酒と旅を愛する文筆家・ツレヅレハナコさんのスパイスを使ったお手軽レシピをご紹介します。
近年人気の担々麺や火鍋などのシビ辛レシピ。このシビれる辛さを引き出しているスパイスが「花椒」です。山椒と同じミカン科のスパイスで、おもに中国料理の辛味づけに使われます。
おうちで普段使いするのは少しハードルが高そうですが、ツレヅレハナコさんの「汁なし担々めん」なら、パパっと作れてお手軽で、ランチや忙しいときにもぴったりです。花椒を使うことで本場さながらの味を再現することができます。
「花椒を加えることで、唐辛子のような『辣=辛味』ではなく『麻=しびれ』の要素と、柑橘のようなさわやかな香りをプラスできます」(ツレヅレハナコさん)
街でも人気の、まぜて食べる汁なし担々めん。花椒で、クセになるシビ辛に!
中華めん... 2玉
豚ひき肉...200g
にんにく(みじん切り)、 しょうが(みじん切り)...各1かけ分
花椒...小さじ1
A 豆板醤...小さじ2
A しょうゆ、紹興酒、甜麺醤 ... 各大さじ1
ごま油...大さじ1
B 黒酢、練り白ごま、しょうゆ... 各大さじ1
B ごま油 ... 小さじ1
卵黄...2個分
ピーナッツ(粗く刻む)、パクチー、ラー油…各適宜
1.花椒はポリ袋に入れ、めん棒などでたたきつぶす。
2.フライパンにごま油と花椒を入れて中火で熱し、しょうが、にんにくを加えて炒める。香りが出たらひき肉を入れ、 色が変わるまで炒め、Aを加えて全体がなじむまで炒める。
3.Bは1人分ずつ器に合わせる。中華めんを袋の表示通りゆで、水気をきって器にそれぞれ入れ、Bとあえる。
4.2、卵黄をのせ、ピーナッツ、パクチー、 ラー油をかける。よくまぜて食べる。
「花椒はそのままでは成分が出づらいので、ポリ袋などに入れめん棒でたたきつぶしてから使うのが大切。また、使うときは油と一緒に熱すると味と香りがよく出ます」(ツレヅレハナコさん)
レシピでは小さじ1使用していますが、シビ辛好きの方は増量してももちろんOK。お好みの辛さに調節してみてください。
スパイスやハーブを愛するツレヅレハナコさんは、いろいろな種類を多数常備しているそう。
「シンプルな料理にも少し加えるだけで華やかになりますよ。和風のハーブ(しそなど)を洋風料理に使ったり、洋風のハーブ(ミントやディル)を和風料理に使うのもオススメ」(ツレヅレハナコさん)
しそを洋風にしたり、ミントを和風にするのは新鮮! しそもハーブの一つと考えると、グッと使いやすくなりますね。
最後に、ツレヅレハナコさんにハーブとスパイスの楽しみ方をお聞きしました。
「ハーブならサラダに混ぜてみたり、スパイスなら肉や魚にふってみたり。いつものレシピに少し加えるところから始めてみては? フレッシュハーブは新鮮なうちに使い切れない、という声も聞きますが、密閉容器にぬらしたペーパータオルを敷いてハーブを入れ、もう1枚ぬらしたペーパータオルで覆って蓋をして保存すると日持ちしますよ」(ツレヅレハナコさん)
おいしい料理とお酒と旅をこよなく愛する文筆家。日々の食生活をつづったSNSが大人気で、インスタグラムでは5万人以上のフォロワーを持つ。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの2素材で私つまみ」(KADOKAWA)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』『ツレヅレハナコの揚げもの天国」(ともにPHP研究所)など多数。
Instagram:@turehana1
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