料理をしていて感じるふとした疑問に、クックパッドスタッフが実際にやってみるシリーズ。あくまでスタッフの主観のもと、いろんな気になることにチャレンジしていきます。
こんにちは。クックパッド・たべドリ事業部のかなです。 和えものとかサラダつくるとき、「塩もみをしておきます」ってよくある手順だと思うのですが、めんどうだな〜と思うこともしばしば。
でも、やらないと一体どうなっちゃうんでしょうか? 気になったのでちょっとやってみたいと思います。
塩もみをすることが多い野菜といえば、きゅうり、玉ねぎ、キャベツなどでしょうか。
ここは「きゅうりもみ」という料理?があるくらい、塩もみと相性のよさそうなきゅうりをチョイス。
塩もみしたきゅうりを比べるだけでは水が出たね〜、というだけで終わってしまいそうなので、塩もみきゅうりをつかう定番「酢のもの」でどんな違いがでるか試してみたいと思います。
シンプルに薄切りにしたきゅうりをつかって、塩もみあり・なしの2種類の酢のものを作ります。片方のきゅうりだけ塩をふってもんでおきます。
右が塩もみきゅうりです。うっすら水が出てきているの、わかりますか?
横から見るとよくわかりますね。しっとり水が出てきたので、そろそろ絞ってみます。
ぎゅーっとしぼるとこんなにも水が出てきました。きゅうりもしんなりしてますね!
水で戻したわかめと三杯酢(酢・醤油・みりん)で和えて酢のものにしていきます。
あえてみると、見た目も一目瞭然で違いますね!塩もみしたほうがタレによく絡んでツヤっとしているのがよくわかります。
せっかくなので、盛りつけてみました〜。
見た目で違うのはわかったけど、食べてみてどうなのよ?っていうところが肝心ですね。
食べ比べてみると…
あ〜全然ちがう! 塩もみしたきゅうりのほうが断然おいしいんです!
きゅうりが苦手っていうひと、結構いると思うのですが、そのままきゅうりのほうは独特のえぐみをダイレクトに感じちゃうし、三杯酢ときゅうりが全くなじんでいないんですよね。
それゆえに、えぐみと酸味がそれぞれ主張してしまっているような感じでした。
反対に塩もみきゅうりは臭み・えぐみが抜けているので、パリパリっという食感とともに三杯酢のさっぱりした味わいが口に広がります。
塩もみって偉大だった…!
塩もみしたことで、塩の下味がつき水っぽさもなくなるので、べちゃっとした仕上がりになりません。
いつもの和えものがなんか物足りない、水っぽい、と感じていたら、使う野菜を塩もみしてから和えてみると結果が変わるかもしれませんね!
今回は、地味な作業「塩もみ」の効果について試してみました。 こんな感じで、料理のモヤッとをいろいろ試していますので、よかったら他の記事も参考にしてみてくださいね。
それでは〜。