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コラム

【SNSで900万再生】元シェフの手抜き術を公開!世界一めんどくさくない「グラタン」

【今週のおすすめの一冊 vol.46】編集部が特に「おもしろい!」と注目した料理にまつわる本をピックアップし、気になる中身をダイジェストでお届け。今回は『世界一簡単な しないレシピ 元シェフが教える、プロのこっそり手抜き術』(KADOKAWA)についてご紹介します!

19万人がフォローする、料理一筋シェフの人気動画

小さい頃から料理の世界に憧れ、15歳で料理の道に入り、メニュー開発やレシピ考案をしてきた著者のひろちさん。シェフの夢を叶かなえても、その情熱はとどまるところを知りません。

料理が苦手な人に料理の楽しさを知ってもらおうと、2021年からSNSでレシピ動画の投稿を開始。家庭で気軽に作れるメニューや、失敗しない工程が話題となり、現在は19万人がフォローする人気アカウントになりました。

SNSで大バズリした、グラタンレシピ

ひろちさんのレシピや動画の人気の理由は、手のかかる難しい工程を省いてもおいしく仕上がる点。失敗しないように、どのレシピにも元シェフのワザが活かされています。 今回は本書から、SNSで900万再生された失敗知らずのグラタンレシピを紹介します。

世界一めんどくさくないグラタン

「世界一めんどくさくないグラタン」がラクでおいしいヒミツはホワイトソースの作り方。牛乳、薄力粉、顆粒状コンソメの3つの材料を、ボトルに全部入れて30秒シャカシャカ振るだけ!誰でも手軽にできる、まるで魔法のようなホワイトソースです。

<材料>2人分
ホワイトソース
A
牛乳……300cc
薄力粉……大さじ3
顆粒状コンソメ……大さじ1/2
※蓋付きボトルにAを全部入れて、30秒間しっかりと振っておく

お好みの野菜……全部で約200g
(写真は、じゃがいも1/2個、にんじん1/4本、たまねぎ1/6個、アスパラ1本を使用)
スライスベーコン……3枚
ピザ用チーズ……適量
オリーブオイル……大さじ1
パセリ……適宜

<作り方>

1. じゃがいもとにんじんは一口大の乱切りにして耐熱容器に入れ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで3分加熱する。たまねぎは薄切り、スライスベーコンは2cm幅、アスパラは食べやすい大きさに切る。

2. フライパンにオリーブ オイルを入れて熱し、 1を入れて全体にしっかりと焼き目がつくまで炒める。

3. 焼き目がついたらホワイトソースを入れて、とろみが出るまで混ぜ合わせる。

4. 耐熱皿に3を入れてピザ用チーズをのせ、トースターでこんがりと焼き目がつくまで焼く(1000 Wで約8〜10分)。お好みでパセリをトッピングする。

プロのおいしさのワザ

ホワイトソースの最大の敵は「ダマ」。加熱前に3つの材料をしっかり混ぜ合わせておくのがポイントです。粉類が牛乳に溶け込むので、ダマしらずのトロ〜リおいしいホワイトソースが、いつでも簡単にできますよ。一気に投入するので、入れるタイミングや量を迷うこともナシ!

書籍と動画、シェフのワザを併せてチェック!

本書には、火や包丁を使わない、また洗い物が少ないなど、とにかく手間が省かれたレシピが80点掲載されています。

意外と見落とせないのが、本書内に出てくる調理アイテム。ひろちさん愛用の耐熱容器などの調理器具や、味が決まりやすい便利な調味料などを真似して購入・活用するだけでも料理のストレスが軽減しそうです。

著者のひろちさんから、クックパッドニュース読者へ向けたメッセージをいただきましたので、ご紹介します。

「みなさん、こんにちは。料理家のHirochiです。今回初著書となる「世界一簡単なしないレシピ」はお家でラクしてお店の味を!をコンセプトに、お料理が苦手な方でも簡単に作れるお料理をたくさんご紹介しています。料理が楽しい!と思っていただけるようなきっかけづくりになれば嬉しいです」(ひろちさん)

料理に苦手意識がある方は本書、さらにはひろちさんの動画を併せてチェックすれば、つまずいていた原因がクリアになりそうですよ。まずは一度、記事のレシピを参考に「世界一めんどくさくないグラタン」を作って、その簡単さを体験してみてくださいね。 (TEXT:小菅祥江)

世界一簡単な しないレシピ 元シェフが教える、プロのこっそり手抜き術

ひろちさん

元シェフの料理研究家。日本生まれ韓国育ち。料理を発信するようになったきっかけは、妻が料理が苦手だったこと。料理が苦手な方でも作ることの楽しさを知って欲しい!と思い、家庭で気軽に作れる料理を中心に、SNSで発信するようになる。

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