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コラム

鉄分や葉酸も◎今が旬のおいしい「レタス」の選び方

早藤千紘

子育て奮闘中の管理栄養士

【食材の効果的な食べ方 Vol.25】管理栄養士おすすめ食材の栄養素を、効果的に摂取する方法をご紹介。「栄養価」を高めるひと工夫とは? また、栄養素を損なわないようにする調理法は? 旬食材の栄養素を効果的に、おいしく食べられるコツをお届けします。

今が旬!レタスの栄養

暑くなってくるこの時季はレタスなどのサラダがおいしい季節。レタスの約95%は水分なので、夏の水分補給にもおすすめの野菜です。そんなレタスですが、残りの5%の成分の中に栄養素がぎゅっとつまっています。なかでも、腸内環境を整える食物繊維、体内の水分バランスを調整してくれるカリウム、骨の形成に欠かせないカルシウム、貧血予防の鉄分、赤血球の形成に関わる葉酸など、毎日しっかりと摂取したい栄養素が含まれています。

レタスの種類で栄養価が違う!?

レタスには、サラダ菜やサニーレタス、リーフレタスなどさまざまな種類があります。一般的なレタスと比べると、サラダ菜は鉄分がより多く含まれ、リーフレタスやサニーレタスは食物繊維、カリウム、カルシウム、葉酸などの栄養素が多く含まれています。レタスの種類によって栄養成分が違うので、お好みのものを選んでみるのも良いですね。

おいしいレタスの選び方

レタスは時間が経つとともに鮮度が落ちやすく、苦みなどがでてくることがあるので注意が必要です。

・切り口が変色していないもの

・芯が小さいもの

こちらを選ぶのがおすすめです。丸ごと購入する際は切り口が白く、変色していないものが新鮮です。半分にカットされたものを購入する際は、芯があまり大きくないものを選ぶと生育の良いレタスといわれています。

また、保存するときは、はがした外葉で再度包み、ラップをして野菜室で保管すると鮮度を保ちやすくなります。外側の葉は捨てずに上手に利用しましょう。

食べる際は、包丁で切ると褐色に変色してくるので、手でちぎって食べやすい大きさにするのがおすすめです。

画像提供:Adobe Stock

執筆:早藤千紘

管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。

執筆者情報

早藤千紘

管理栄養士、食学士、野菜ソムリエ。 大手企業の社員食堂栄養士、有名クッキングスクールの講師、食学士としてセミナー講師などを経験。現在は自身の子育てをメインに、管理栄養士の資格を活かして、食事と健康・美容の大切な繋がりや、子どもへの食育の大切さを多くの方に知っていただけるよう活動中。

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