日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
そのまま食べるとシャキシャキとした食感がよく、熱を加えるとほろほろの食感に旨味も甘味もぐ~んと増す「かぶ」。お好きな人も多いのでは?年中出回っているものですが、寒さの続く今の季節が一番甘くて美味しいそうですよ。かぶの気になる栄養やご家庭での賢い活用についてまとめました。
かぶは、中央アジアや地中海にルーツを持つとされています。日本で定着したのは江戸時代、春の七草の「すずな」として親しまれてきました。日本のかぶは約80種、東洋型と西洋型があります。西日本に分布する東洋型はゴツいものが多く、東日本に文応する西洋型はややスタイリッシュなものが多いという特徴があるようです。現在、一般的に流通が多いのは丸く白い小かぶです。また、赤かぶや大型の聖護院かぶなども、たまにスーパーで目にするようになってきたかと思います。
そんなかぶは、実よりも葉の方が栄養が豊富です。葉にはカロテン、ビタミンB1、B2、C、カルシウムが豊富に含まれるなど女性にうれしい栄養素がいっぱい。カロテンは油と一緒に摂ると吸収率が高まります。ただ、実にもビタミンCやカリウムが比較的多く、消化酵素のジアスターゼが胃もたれや胸焼けに効果アリと言われています。つまり、かぶは葉も捨てずに、全部まるごと活用すべき野菜なのです。
選び方のポイントとしては、
実…ハリがあり、傷が無く、ひげ根が少ないもの。
葉…みずみずしくピンとしていて、緑が鮮やかなもの。
保存法としては、葉をつけたまままにしておくと、水分や栄養分がどんどん奪われてしまうため、実と葉は別々に保存しましょう。
実…ビニール袋で冷蔵保存。3~4日のうちに食べるのが理想。
葉…濡れた新聞紙に包み、冷蔵庫で保存し早めに食べる。もしくは塩茹でして、水気をよくしぼり、冷凍。
より美味しくかぶをいただくためのコツとして是非覚えておいてくださいね!
柔らかく、あっさりした味わいのかぶは、どんな料理にも合います。クックパッドからオススメレシピをご紹介しますね。
繊維質の多いかぶは、ダシの味を吸いやすく、煮物に最適。煮くずれには注意してくださいね。あんかけとの相性も抜群です。
皮を剥いて、薄くスライスして、調味料と和えるだけで美味しいサラダが完成。シャキシャキの食感を存分に楽しんでください。
アクの少ないかぶの葉は、そのまますぐに料理に使えちゃうのも嬉しいポイント。まさに、もう1品欲しい時にぴったりですね。
いかがでしたか?実も葉もそこまで手間をかけずに、シンプルに料理するのが一番美味しいのかもしれませんね。クックパッドには、この他にも11,473品(2014.2.24時点)のかぶレシピが投稿されています。是非いろいろと検索して、甘~いかぶをとことん堪能してくださいね!(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:
『からだにおいしい 野菜の便利帳』(高橋書店)
『野菜まるごと大図鑑』(主婦の友社)
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