旬の食材を味わって食べるのが、一番の健康法と聞きます。この時期の旬と言えば、菜の花。春を告げる代表的な食材である菜の花を使ったレシピで、食卓に春を呼んでみませんか?
2月28日放映の「moco’sキッチン」は、キャベツに引き続き、春を感じさせるレシピでした。テーマは、春の訪れを告げる「菜の花」。この時期はスーパーでもよく売られていますね。緑と黄色の美しいコントラストのこの花は、アブラナ科の食用花。βカロチンやビタミンB1・B2、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維など豊富な栄養素をバランスよく含んでいて、特にビタミンCの含有量はトップクラス。がん予防、疲労回復、貧血、美肌促進にも役立つ健康食材。でも、独特の苦味があるなどクセのある一面も。そんな意外に難しい食材をどうやってもこみちさんが料理していくのか?必見です。
菜の花と言えば、おひたし、お吸い物など、和食のイメージしかないという人も多いはず。でも、今回もこみちさんが作ったのは、中華風の創作レシピでした。
まずワンタンの皮を半分に切り、油でキツネ色になるまで揚げます。その後は、牛もも肉の塊を1cm幅ぐらいに切り、おろしにんにく、紹興酒、しょうゆ、サラダ油、塩コショウ、片栗粉で下味をつけます。
次はフライパンに油を引き、下味をつけた肉を焼きます。「食べ応えがあると思いますよ」ともこみちさんが自分で言っていた通り、お肉がジュージュー焼けているのを見ているだけでお腹もギューギュー鳴ってしまいそうなほど。スタジオからも歓声があがりまくり。
お肉をこんがり炒めたら、塩ゆでしておいた菜の花とみじん切りにした長ネギをプラス。塩コショウをして、みりん、しょうゆ、紹興酒、ゴマ油、オイスターソースで味付けをして炒めたらOK!先ほどカラッと揚げたワンタンを敷き詰めた皿に、今炒めた物をのせれば出来上がり。
今回のレシピは、菜の花というよりは、肉の美味しさが前面に出ていたせいか、もこみちさんが試食のとき、菜の花だけを食べるのを見て、スタジオからも「お肉は?」とツッコミが。
でも、クセのある菜の花も、もこみち流のように濃い味付けの中華などにしてしまえば、美味しく食べらるのも事実。肉と魚と合わせれば、ボリュームもアップして、おかずにもピッタリ!クックパッドにも、肉や魚と上手に組み合わせたレシピを発見!
今週末はまた冬に逆戻りという天気予報も。でも、そんなときこそ、春を告げる食材・菜の花で、食卓に春を呼び込みましょう。 (TEXT: 黒沢るか/ライツ)