2月27日放映の「秘密のケンミンSHOW」で紹介された、青森県民の熱愛グルメは「せんべい汁」でした。青森のご当地グルメとして近年知名度を上げている「せんべい汁」のおいしさの秘密とは?
南部せんべいは、青森県が誇る万能スナック。天ぷらにしたり、赤飯サンドにしたり、なんともバリエーションに富んだ食べ方が可能です。中でも「せんべい汁」は、お肉や野菜がたっぷり入り、とても体が温まるので、青森県では栄養満点の冬のごちそうとして親しまれています。
ちなみに「せんべい汁」に使うのは、おやつで食べる「南部せんべい」ではありません。青森市のスーパーでは何種類も売られているという、せんべい汁用につくられた「おつゆせんべい」という商品を使うそうなのです。今日は一般的な家庭で作られている、オーソドックスな「せんべい汁」の作り方をご紹介したいと思います。
「せんべい汁」の作り方は簡単。まず鶏のもも肉を茹でて出汁をとり、次に野菜やきのこをたっぷりいれて煮込みます。醤油で味を整えたあと、ひとくち大に割った「おつゆせんべい」を投入し、5分ほど煮込めば完成です!
「おつゆせんべい」は、1枚まるごとではなく、割って入れることで、味がよくしみて美味しくなるそう。ただし、雑煮の「もち」と同じで、煮込みすぎると溶けてしまうので、食べる分だけその都度せんべいを入れるのがポイントです。
また、「せんべい汁」の中に入れるせんべいの堅さには、それぞれ好みがあるようですが、地元ではちょっと歯ごたえのある「アルデンテ」な食感が人気のようです。さらに堅めの食感が好きなら、煮込まず、クルトンのようにトッピングして食べても美味しいそうですよ。
せんべい汁作りに欠かせない「おつゆせんべい」も、今ではネットで簡単に手に入る時代になりました。青森ケンミンが愛してやまない「せんべい汁」、ぜひおうちで試してみては?(TEXT:金直子)