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夏野菜の代表とも言えるトマト。真っ赤に熟れたトマトはみずみずしくておいしいですよね。夏野菜は一般的に体を冷やすと言われていますが薬膳では、調理法によって食材の持つ効能が変わってきます。実は、トマトは生で食べるのと加熱して食べるのでは、違った効果が期待できるのですよ♪
トマトには、生で食べると体の余分な熱を冷まし、体に潤いを与えてくれるはたらきがあります。そのため、熱を冷まして、のどの渇きを癒してくれます。さらに、胃の調子も整えて食欲不振にも効果があるため夏バテ防止や熱中症対策になります。塩を少々かけて食べるとさらに良いですね。
一方、トマトを加熱すると体を冷やす効果が弱まり、血を補い、血行をよくする効果が高まります。そのため、月経前後の不調や冷え症の人はトマトを加熱して食べると良いでしょう。
トマトスープは手軽に加熱したトマトを摂れるので取り入れやすいですね。スープを作るときは、熟れた生のトマトや、ホールトマト缶、トマトジュースで代用しても手軽に作れるのでおすすめです♪
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