暑さも少し落ち着いてきたようですが、気づいたら体に疲れが残っているなと感じることはありませんか? 今回は薬膳の考え方を用いて、身近な食材を組み合わせて疲れに効くレシピをご紹介します♪
薬膳では、食材はそれぞれ効能をもつと考えられています。そして、その組み合わせにより食材の持つ効能をアップさせることができます。
例えば、鶏肉には気を補うはたらき があります。わかりやすく言うと 体に力とエネルギーを与えてくれる ということです。 また、パクチーやローズマリーなどのハーブ(香草)には、気を巡らせるはたらきがあります。
気を補う食材に、気を巡らせる食材を組み合わせる ことで、全身にエネルギーを生き渡せることができ、疲労回復や体力アップの効果を高めることができます。
今回は3種類のハーブ別に、夏疲れに効く鶏肉のレシピをご紹介します。
セリ科のコリアンダーの葉や茎は中華料理においては香菜、タイ料理においてはパクチーと呼ばれています。 汗をかかせて発疹を治す作用、気の逆流を治す作用や体を温める作用があります。
ローズマリーは、気や血の巡りを良くする作用があります。記憶力・集中力アップのハーブとして知られています。
バジルにも、気や血の巡りを良くする作用があります。胃のはたらきを助け、消化を促進してくれます。
鶏肉にお好みのハーブを組み合わせて、だるい夏疲れを吹き飛ばしましょう!
漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。