漬けるしあわせ。スパイスたっぷりのピクルスに手が止まらない！

何かもうひと品あるといいなと思った時に、浅漬けのピクルスがあると重宝するでしょう。ピクルスは、さっとこしらえたピクルス液に野菜を漬けるだけの、とてもかんたんな洋風のお漬物です。瓶にきれいに詰めた野菜に、ピクルス液をゆっくりかけていくときの、しあわせ感はなんとも言えず格別です。ぜひ一度、手づくりでこしらえてみましょう。

きゅうり…４本
にんにく…１コ
塩…少々
ピクルス液 材料
赤唐辛子…１本
しょうが（うす切り）…１片分
ローレル…１枚
ホワイト、ブラック、ピンクペッパー（ホール）を合わせたもの…大サジ1・1/2杯
クローブ…大サジ１／２杯
水…カップ１／２杯
酢（好みのもの）…カップ１杯
塩、砂糖…各大サジ１・１／２杯

◎今回使用したスパイスやハーブ以外に、好みの香りのものを使ってもよいでしょう。

１　きゅうりは、まな板の上に並べて、上から塩を振りかけます。そのまま、こすりつけるように転がして、かるく板ずりしたら、ヘタを取り、保存瓶の高さに合わせた長さに切り、タテ半分に切ります。

２　にんにくは皮をむき、沸騰した湯で、５分ほどゆでます。◎一度ゆでることで、においが抑えられます。

３　にんにくだけ取り出し、そのままの状態で、きゅうりを入れます。ふたたび煮立ったら、すぐにザルに上げ、完全に冷まします。

４　小さな鍋に、ピクルス液の材料をすべて入れて、強火にかけて、かき混ぜます。沸騰する直前に火を止めて、完全に冷まします。◎材料の酢は、りんご酢やブドウ酢などの果実酢を使ってもよいでしょう。よりフルーティーな味わいに仕上がります。

５　煮沸消毒した保存瓶に、隙間なくきゅうりとにんにくを入れて、ピクルス液を注ぎます。

６　冷蔵庫で２〜３日漬けて出来上がりです。◎きゅうりがムラなく浸るように、時々、瓶を逆さにしましょう。

ピクルスは一週間ほどで食べきりましょう。食べ終わった後のピクルス液は捨てずに、自家製マヨネーズ作りに使うと、スパイスの風味が加わり、ひと味違っておいしいマヨネーズに仕上がります。きほんのピクルスを試したら、次はお好みの野菜でこしらえてみましょう。

文：田中真唯子　写真：松浦弥太郎

出来上がったピクルスは、サンドイッチやバーガーに添えて。ポリポリとした食感が楽しい、おいしい箸休めになります。

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