日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部
「たまねぎ」は一年中手に入る保存野菜というイメージが強いですが、実は収穫は春と秋の2回。秋に収穫されるたまねぎは、春のたまねぎよりも加熱すると甘味が強く、いま注目の抗酸化物質・ケルセチンの量もたっぷりのスグレモノ。今回は、そんな“秋たまねぎ”に秘められたスゴイパワーを解き明かしていきます。
9月30日放映のNHK「あさイチ」のテーマは「たまねぎ」。秋以降に出回るたまねぎをあさイチでは“秋たまねぎ”と名付けて紹介していました。
たまねぎと言えば、血液をサラサラにすることで有名ですが、実は“秋たまねぎ”には、血液をサラサラにする効果だけでなく、今話題のケルセチンがたっぷり含まれているそうです。
ケルセチンは、血管を柔らかくして動脈硬化を防ぐ効果や、最近では脂肪肝の予防にも役立つことがわかって話題になっているのだとか。
これは食べなくてはですね。さっそくケルセチンを効率的に食べる方法をご紹介しましょう。
番組では、ケルセチンを増やす方法を紹介していましたよ。
その方法とは、皮をむいて、丸ごと日に当てること。ケルセチンは紫外線に反応して生まれる成分。なので、おひさまに当てることでケルセチンの量が4日で1.5倍、1週間で3.5倍にも増えるというからスゴイ!
またそのケルセチンですが、とある食材と一緒に摂ることで吸収率が高まるのだとか。その食材はチーズ!そう、飴色玉ねぎとチーズが美味しいアツアツのオニオングラタンスープは、美味しいだけでなく、健康面でもグッドな優秀レシピだったのです。
“秋たまねぎ”のうれしい健康成分は実は、ケルセチンだけではないんです。番組で紹介されていたのは、「アリチアミン」という成分。これはたまねぎに含まれている含硫アミノ酸と酵素が結びつき、さらにそれがビタミンB1と組み合わさることでできる成分で、疲労回復効果が期待できるそうです。
たまねぎと組み合わせるのにオススメ食材はなんと、きなこと海苔!きなこと海苔には、ビタミンB1が含まれているため、たまねぎに含まれる成分と反応してアリチアミンができるのだとか。
番組では、疲労回復にピッタリの万能調味料の作り方も紹介していましたよ。作り方はすごく簡単!
すりおろしたたまねぎはボウルに入れ、きなこを加えてペースト状になるまで混ぜます。そこに塩、砂糖、酢、水を加え、最後にサラダ油を混ぜれば出来上がり!サラダにかけてもいいし、お肉や魚にのせて食べてもOK!冷蔵庫に入れておけば1週間程度保存がきくところも嬉しい。他にもたまねぎを使ったレシピをいくつかご紹介しておきますね。
いかがですか?“秋たまねぎ”のスゴイパワーを実感すべく、さっそくレシピにチャレンジしてみてくださいね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)
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