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コラム

“あの調味料”を控えている人は、顔が老けないってホント⁉️ 老化防止になる食習慣

50歳前後になると、「なにかと年齢を感じることが増えきた……」という人も多いよう。でも実は、みんな同じかというと、そうでもないのです。“体も見た目もなぜか老けない”という人、あなたの周りにもいませんか?老ける人と老けない人、その違いは一体何なのか。今回は、書籍『「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、老化を防ぐ食習慣について、少しだけお届けします。

日ごろから減塩を心がけている人は、
顔がスベスベでシワ知らず!?

年齢の割にシワが少なく、顔や手足がむくんでいる様子もない。こうした人は日ごろから、塩分控えめの食事を取っている。減塩には高血圧を予防するだけではなく、シワやむくみを抑えて若々しい見た目を保つ効果もあるからだ。

塩分を必要以上に多く摂ると、血液中の塩分濃度が高まる。この状態は体に負担がかかるので、体内に水分を溜め込んで塩分濃度を薄めようとする。こうしてできるのが、水分を多く含んだむくみだ。

むくみはその重さで垂れ下がりやすいため、シワの原因になってしまう。また、血液中の塩分濃度を薄めようとする際、皮膚の細胞からも水分が奪われるので、肌が乾燥して一層シワができやすくなる。過剰な塩分摂取は、健康にも見た目の若々しさにも良くない。今日からでも減塩を心がけよう。

最近、髪が薄くなったかも……?
気になる人は牡蠣フライ定食で亜鉛を補給

あれ、額がちょっと広がったかも……。髪の毛が細くなったのでは……。年齢を重ねるにつれて、髪のことが気になるようになっていく。自分もそうだと思うなら、食事でもっと亜鉛を摂取してみてはどうだろう。

髪は主にタンパク質の一種「ケラチン」からできている。このケラチンを体内で合成するのに、欠かせない役割を果たしているのが亜鉛。不足すると髪を正常に作ることができなくなり、細くなったり抜けやすくなったり、艶がなくなったりと、嫌なトラブルを招いてしまうのだ。

亜鉛の補給により、髪の量を増やすことはできないものの、髪の健康をキープするのは十分可能だ。抜きん出て多い食品は牡蠣。ほかには豚レバー、赤身の肉、ホタテ、ウナギ、チーズ、納豆などにたくさん含まれている。

ポリフェノールと食物繊維がたっぷり。
驚くほど老け防止効果のある高カカオチョコ

チョコレートは甘くて脂肪分も多く、あまりヘルシーとは思えないだろう。けれども、近年は「カカオ70%」「カカオ85%」などとうたう高カカオチョコレートというタイプがある。これらの栄養価は、従来の砂糖や乳脂肪たっぷりのものとは随分異なり、健康意識の高い人にもおすすめだ。

高カカオチョコレートに豊富なのが、抗酸化作用の高い有効成分としておなじみのポリフェノール。同じ重さで比較すると、高カカオチョコレートには赤ワインの4倍以上も多く含まれているのだから、これを上手に利用しない手はない。

食べる時間は食事の前がベスト。抗酸化作用によって血管の老化などを予防するだけではなく、「リグニン」という不溶性食物繊維の働きにより、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができる。夕食前に1かけらつまむのを習慣にしてはどうだろう。

本文は『「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より一部抜粋・編集しています。

画像提供:Adobe Stock

書籍紹介

『「老けない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)
【明日からできる老けない習慣116項!】
50歳前後になると、同じ年齢なのに、若々しい人と、老け込んでしまう人がいる。見た目も体も老けない人は、そうでない人と何が違うのか。本書では「老けない人」の習慣を、食、メンタル、ケア、考え方、動作、仕事、脳など、さまざまな側面から紹介する。

編者紹介

ホームライフ取材班
「暮らしをもっと楽しく! もっと便利に!」をモットーに、日々取材を重ねているエキスパート集団。取材の対象は、料理、そうじ、片づけ、防犯など多岐にわたる。その取材力、情報網の広さには定評があり、インターネットではわからない、独自に集めたテクニックや話題を発信し続けている。

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