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うちって高すぎ?「食費が高い家」の特徴6つと改善策

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに、家計管理のコツや食費節約の方法を教えていただきます。お金がなかなか貯まらない…とお悩みの方も、このレッスンで丸山流節約術を学んで、貯め上手・遣い上手になりましょう!

消費税増税を控えて、節約したいと思う費目の上位に挙がるのが「食費」です。食費は私たち生活者にとって頑張りやすい費目であることは間違いないようです。一方でなかなか食費の節約ができないと言う人もいらっしゃいます。年々食品の値上げや実質値上げがあり、数年前はは2キロ490円だった鶏むね肉が今では790円に値上がりしているのですから、どんなに頑張っていても食費が増えていくのは致し方ないところもあります。それでも、旬の食材や広告の品、見切り品、PB商品、かさまし食材などを使って日々食費の節約に励んでいるはずなのに、「我が家は食費が高いのではないか?」と悩んでいる家庭も多く見受けられます。

食費が高いお宅の傾向として多いのが、以下の6つです。

1)お菓子、ジュース、菓子パンが多い
2)酒代も食費に入れている
3)よりどり3点系が多い
4)割引品が多い
5)外食費も含まれている
6)食材宅配サービスとの併用

食費が高いお宅の特徴として、お菓子や菓子パン、冷凍食品、おつまみといった嗜好品や加工品が多いことが挙げられます。「子どもが喜ぶから、お菓子やジュースを買い置きしておくんです」「子どもが朝食に菓子パンしか食べません」「夫が清涼飲料水が大好きなんです」「夫が晩酌をするのでお酒とおつまみが欠かせません」と、家族想いにも聞こえますが、ご自身の分はないのかと聞いてみると、「私も時々食べて(飲んで)います」とのこと。
食費を頑張っているつもりでも、嗜好品や加工品が多く含まれている場合は食費が高くなってしまいます。特にお酒をご夫婦で飲む家庭の場合は、酒代とおつまみ代がプラスされるので、その分食費が高くなります。食費は食材費なので、通常お酒は食費には含みません。お酒をほぼ毎日飲む家庭であれば、酒代は別途費目として立てると良いでしょう。

そして、よりどり3点で割引品や、20%割引、半額の商品を意識的に買っていて、一見すると食費節約の意識が高い家計に見えますが、総じて買いすぎている場合が多いです。「安いから」、「割引だから」とカゴに入れてしまっていて、結局は使い切れずに処分していたり、もともとは買う予定が無かったのに、安かったからという理由だけでチルド品のデザートまで入っていることもあります。これでは食費が膨らむのは当然のことです。節約を意識するがあまり、ムダが多くなってしまっているケースです。このような場合は、「本当に必要か?」とカゴに入れる前、会計へ行く前に冷静に考えるクセをつけるとよいでしょう。

そして、食費に外食費を含めて予算立てをしているケースもあります。食費は食材費ですので、外食費は別途費目を立てましょう。

また食費が高いお宅に多い傾向として、食材の宅配サービスを利用しているケースがあります。宅配サービス自体は良いものでも、スーパーと併用し過ぎていると割高になってしまいます。その理由として、注文から届くまでに時間がかかってしまい、必要なときに間に合わないためスーパーへ行き、そのついでと他のものも買ってしてしまい、注文したものを忘れてダブり買いになっているケースもあります。また、宅配サービスで雑貨や日用品もまとめて買っていて、食費に含まれてしまっている場合もあります。宅配サービスを併用する際は、こだわりのある定番品を定期購入する感覚で利用するか、食材の宅配サービスのみで1週間やりくりするかのどちらかでしょう。難しい場合は、ネットスーパーに切り換えると上手く行くこともあります。注文してから届くまでに当日もしくは翌日と時間がかからないので、ダブり買いや間に合わずに買い物へ走ることもないでしょう。

食費が高い家計には理由があります。その理由が仕方のないものなのか、単なる言い訳なのかは一度よく考えてみることが大切でしょう。

丸山晴美さん

旅行会社、コンビニ店長などを経て2001年節約アドバイザーとして独立。節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー。食費はもちろん生活全般の節約術・ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなど様々なメディアで活動中。 公式ホームページ「らくらく節約生活」はこちら>>

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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