cookpad news

フライパンで作るから簡単!きのこたっぷり「しょうゆ麹の煮込みハンバーグ」

【今週のおすすめの一冊 vol.26】編集部が特に「おもしろい!」と注目した料理にまつわる本をピックアップし、気になる内容をダイジェストでお届け。今回は『いつものおかずがおいしく変わる! 塩麹・しょうゆ麹の定番レシピ』(新星出版社)についてご紹介します!

忙しいときこそ、麹を味方につけよう

仕事や子育てなどに忙しい日々を送っていると、毎日の料理作りは手間なく、短時間で済ませたいですよね。「時短だけれど、おいしい料理を作りたい」「身体が資本の忙しい日々だからこそ、健康にも気遣いたい」と誰しも願うもの。

「時間のないときこそ、日本古来の発酵食品である麹を使った塩麹・しょうゆ麹を活用するのがおすすめ」と語るのが、料理研究家の武蔵裕子さん。

塩麹・しょうゆ麹の特徴は、塩やしょうゆのまろやかな塩気と麹のほんのりした甘味。そんな旨味がたっぷり含まれた塩麹・しょうゆ麹をいつものおかずに使うことで、多くの調味料を使う必要なく、手早く味が決まって失敗が少ないんだそう。

また武蔵さんは、麹を活用する魅力は味付けの手軽さだけでなく、栄養価も高く、疲労回復や腸内環境の改善、免疫力アップの効果が期待できると言います。

麹×きのこのパワーで免疫力アップ!

武蔵さんが塩麹・しょうゆ麹と特に相性抜群と大プッシュする食材が「きのこ」。きのこは、一年中手に入りやすく、これまた栄養価もばっちり。それに加えて、下ごしらえもラクでいいこと尽くめ。

しいたけ、しめじ、エリンギ、マッシュルーム、えのきたけと食感や風味も種類豊富で、食べ続けても飽きることもありません。今回は本書の中から、ソースにきのこをたっぷり使った「しょうゆ麹の煮込みハンバーグ」のレシピをご紹介します。

しょうゆ麹の煮込みハンバーグ

調味料やつなぎとなる食材を混ぜる手間のかかるハンバーグ。そんなハンバーグもしょうゆ麹を使うことで、下味はもちろん、しょうゆ麹がつなぎの代わりにもなり、簡単に作れます。口当たりもジューシーに仕上がりますよ!

材料(2人分)

合いびき肉……250g
玉ねぎ(みじん切り)……1/4個分
しいたけ……2〜3個
まいたけ……1/2パック
溶き卵……1/2個
しょうゆ麹……大さじ1
サラダ油……大さじ1/2
貝割れ菜……少々
【A】
水……1/2カップ
しょうゆ麹……大さじ2

作り方

1. ポリ袋に合いびき肉を入れ、溶き卵、しょうゆ麹を加えてよくもむ。玉ねぎも加えて、さらにもむ。
2. しいたけは石づきを取って薄切り、まいたけはほぐす。
3. 冷たいフライパンにサラダ油を入れ、1の肉だねを2等分して楕円形にまとめながら並べ入れる。やや強めの中火にかけて2〜3分焼き、裏返してさらに2〜3分焼く。
4. 両面にしっかり焼き色がついたら、【A】、2を加えてふたをして、弱めの中火で7〜8分煮る。汁ごと器に盛り、食べやすく切った貝割れ菜をちらして完成。

本書には他にも、塩麹✕お肉のメインレシピなどが幅広く掲載されていますよ。

今後も長引きそうなおうち時間。時間がたっぷりある今こそ、塩麹・しょうゆ麹を使ったレシピに挑戦してみてもいいかもしれませんね。時間のあるときの仕込みが、毎日の料理作りの負担を軽減してくれそうです。

(TEXT:小菅祥江)

『いつものおかずがおいしく変わる! 塩麹・しょうゆ麹の定番レシピ』(新星出版社)

麹に含まれるビタミン、オリゴ糖、GABA、コウジ酸は、疲労回復や腸内環境の改善、動脈硬化の予防、美肌効果にもぴったりな食品です。うまみたっぷりの万能調味料「塩麹」と「しょうゆ麹」のつくり方から、それらをフル活用して毎日のおかずを格別においしく仕上げるレシピを紹介しています。毎日のごはんに取り入れて、病気やストレスに負けない体づくりをしましょう!

おすすめ記事