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お湯を注げば即みそ汁に!作り置きもできる「味噌玉」が超便利

クックパッドニュース編集部

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【コメルコバナシ】今回は、調味料、食材、料理道具、うつわやカトラリーなどの“料理が楽しくなるモノ”が買えるオンラインマルシェ『Komerco(コメルコ)』編集部に、作りおきにもぴったりで手軽にみそ汁を楽しめる「味噌玉」について教えてもらいました。

作りおきもできる「味噌玉」

こんにちは! Komerco編集部です。

忙しい時や、お弁当に活躍する味噌玉は、手軽に栄養素の高いみそ汁が楽しめることで人気です。味噌玉は、使う味噌や具材の組み合わせ次第で、味だけでなく見た目もバリエーション豊かに楽しむことができます。今回は味噌玉の基本的なつくり方と、だしや具材で味に変化を加えて楽しむ方法をご紹介します。

冷凍保存もできる「味噌玉」の基本のつくり方

味噌玉は乾物を中心とした具材とだし、お好みの味噌をラップなどで包んでお団子状にした、手作りのインスタントみそ汁。味噌玉にお湯を注ぐだけで簡単に温かいみそ汁がつくれます。疲れている時や忙しい時に温かいものが一品あると、とてもほっとしますよね。味噌玉自体のつくり方はとても簡単なので、1度で多めにつくってまとめて保存しておくのもおすすめです。  

【味噌玉の基本的な分量(1食分)】

・味噌……大さじ1
・だし(かつお節など)……小さじ1
・具材(海藻などの乾物)……小さじ1〜3

味噌、だし、具材を小鉢やボウルに入れて混ぜあわせます。

ラップに包んで丸めるだけで完成です!

食べる時は味噌玉をお椀やマグカップに入れ、熱湯を注いでよくかき混ぜるだけ。

味噌玉は、数日以内に食べきる場合は冷蔵庫で保存、すぐに食べないときは冷凍庫で保存しましょう。味噌玉は冷凍保存してもカチカチに固まることはなく、お湯を注げばすぐに溶けるので、いつでも温かいみそ汁を味わえます。

味噌玉に向いている具材は?

味噌玉の具材は基本的には乾燥具材がおすすめ。 水分のある具材だと痛みやすいので、乾燥わかめや乾燥ねぎなど、ドライタイプの具材が使いやすいです。「みそ汁の具」として、乾燥野菜やわかめ、お麩などが数種類ミックスされたものを使うのも手です。

【味噌玉に向いている具材】

乾燥わかめ、乾燥ねぎ、乾燥野菜(キャベツ、ゆず、三つ葉など)、乾燥麩、高野豆腐、焼きのり、あおさのり、桜エビ、切り干し大根、とろろ昆布、ちりめんじゃこ、ごま、など

具材の食感を楽しむ味噌玉に仕上げるなら、イモ類や根菜、葉物野菜を使ってもおいしくできます。

にんじん、大根、さつまいも、じゃがいも、かぼちゃ、れんこんといったイモ類や根菜類は、電子レンジで加熱して柔らかくして一口大に切ってから、生の葉物野菜(キャベツ、小松菜、ほうれん草)はさっと湯がいてしっかりと水分をきってから加えます。ただし、この場合は保存はききませんので、つくったその日中に食べきりましょう。

そのほか、味噌玉をお椀に入れてお湯を注ぐ際に、梅干し、漬物、天かす、油揚げをちょっぴり足してみると味のアクセントに。いつもの味を変えたいときにもぴったりです。

使う味噌で味の違いが生まれる

味噌玉に使う「味噌」を変えることで様々な味を楽しむことができます。 味噌の基本的な材料は「大豆・塩・麹」ですが、使う麹の種類によって「米味噌」「麦味噌」「豆味噌」に分けられます。

【米味噌】

日本の生産約8割を占めており、国内で多く生産されている米麹を使った味噌。普段使いに食べやすい味噌です。一般的に、熟成具合によって濃い色になったものを「赤味噌」、淡い色のものを「白味噌」と呼ばれています。

【麦味噌】

九州地方から中国、四国地方で好まれている、麦麹を使った味噌。麦の香ばしい香りと甘味が特徴で、田舎味噌とも呼ばれています。

【豆味噌】

主な原材料は大豆のみの豆麹を使った味噌で、愛知県を中心とする東海地方でつくられています。米味噌や麦味噌の甘みや香りは煮立てると落ちてしまいますが、豆味噌のもつ大豆本来の旨みやコクは煮込むほどに強くなります。

ちなみに「赤だし味噌」は豆味噌と米味噌をブレンドした調合味噌になります。 赤だしは米味噌と豆味噌の種類によって毎年味や風味が変わるので、好みの赤だしを探してみるのも面白いですよ。また、ちょっと変わり種だと、ひよこ豆の味噌は大豆よりも甘みの強い味が楽しめます。

使う「だし」で味の変化を楽しむ

続いて味噌玉に入れる「だし」。かつお節だけではなく、あごだしや煮干し、昆布など種類も豊富なので、いろいろなだしを混ぜ合わせて使ってみるのもおすすめです。

だしの種類別の風味をまとめてみました。

【かつおだし】

料理の中で最も代表的なかつおだし。お吸い物やみそ汁、うどんのつゆなど、和食でよく使われる代表的なだし。うま味成分のイノシン酸が多く含まれています。

【煮干しだし】

煮干しからとっただし。関西ではいりこだしとも呼ばれています。一般的にはカタクチイワシを茹でて干した煮干しが使われ、うま味成分はかつおだしと同じイノシン酸が含まれています。みそ汁のだしに使うと、煮干しのうま味が味噌に隠れてしまうことがない、コクのあるみそ汁を楽しめます。

【昆布だし】

うま味成分のグルタミン酸がコクを引き立て、かつお出汁のイノシン酸と合わさることで強いうま味を味わえます。羅臼昆布、利尻昆布、日高昆布、真昆布が有名で、採れる場所によって味や風味が少しずつ違います。

【しいたけだし】

干ししいたけからとっただし。独特の風味とうま味があり、グアニル酸といううま味成分が多く含まれます。

【あごだし】

トビウオからとっただしのこと。九州ではトビウオのことを「あご」と呼び、乾燥させてだしに使います。近年注目されつつあり、食卓でも多く登場するようになったあごだし。深いうま味がありながらあっさりとしており、煮干しと比べると上品な味わいです。

そのほか、伊勢海老からとった海老だしや野菜だしなど、だしの種類もたくさんあります。気分や好みに合わせて選んでみてください。

「味噌玉」習慣をはじめよう

日本人のソウルフードとも言えるみそ汁。きちんと鍋でつくるのが面倒だったり、多くつくり過ぎてしまう…という人にこそ、味噌玉がおすすめです。ぜひあなたの生活スタイルに合った使い方をしてみてくださいね。

Komerco(コメルコ)

調味料、食材、料理道具、うつわやカトラリーなどの“料理が楽しくなるモノ”が買えるオンラインマルシェ『Komerco(コメルコ)』。自身の手でつくるモノで料理を楽しんでほしいと願うクリエイターさんから、Web、スマートフォンアプリで直接お買い物ができます。

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クックパッドニュース編集部

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