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注目の「ベルギービール」の奥深き世界を美味しい料理と一緒に楽しもう!!

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

近年、人気のクラフトビール。小規模な醸造所で製造される伝統的な銘柄ビールや個性ある地ビールのことを指します。国ではアメリカ、ドイツ、イギリスなどが有名ですが、特に注目したいのがベルギー。ビール好きの方もその多様性・バリエーションの豊かさにあっと驚くはず。これからますますビールが美味しくなる季節、ベルギービールの魅力を堪能してみませんか?

ベルギービールが生まれたのは、修道院だった!?

ベルギービールは、中世に修道院で作られたのが始まりでした。もともとヨーロッパの修道院では、その戒律により自給自足の生活が当たり前。主にワインを主流とした酒類の製造も行われていましたが、ブドウのあまりとれないベルギーではビールが醸造されるようになったといいます。当時の修道院は、旅人の宿泊施設的機能も持ち、食事と共にビールが振る舞われていたそうです。

この修道院由来のビールからさまざまなビールが誕生し、今では130を超える醸造所で、800種以上の銘柄ビールが作られています。そのベルギービールの特徴を一言で表すのなら“多様性”。ビールの味や色、香りが豊かなのはもちろん、銘柄ごとに洗練されたラベルデザインや、味を最大限に引き出す専用グラスが存在するのです。また、修道院のビールのように、1つ1つのビールのエピソードも伝統的で面白いものばかり。ビールを「飲んで楽しむ」と共に、「集めて楽しむというコレクション的要素」「知って楽しむという学問的要素」も満載なのがベルギービールの魅力といえます。

これだけは覚えておきたいベルギービールの種類

800種以上もあるベルギービール。専門家による大まかな分類方法をご紹介します。日本に流通しているものは、主に以下の8タイプ。知っているとちょっと通っぽくなれるかもしれません(笑)

・ホワイトビール
大麦に加えて小麦を大量に使用して作るビール。小麦特有のフルーティーな香りと酸味が特徴的。
・トラピストビール
世界7カ所のトラピスト会の修道院だけで作られるビール。色や味もさまざま、度数が高く濃厚なものが多い。
・アビィビール
「アビィ」は修道院の意。トラピスト会以外の修道院のレシピをもとに、民間の醸造所が委託生産するビール。
・ランビックビール
野生の酵母で自然発酵させた強い酸味が特徴のビール。生産地はブリュッセル近郊に限定され、フルーツのような味わいを持つものもある。
・レッドビール
赤大麦を使用して、巨大なオーク樽に入れて熟成させるビール。
・ゴールデンエール
日本のビールよりも淡く美しい黄金色で、フルーティー。アルコール度数が高く、コクがありつつもまろやか。
・ピルスナービール
日本で飲まれる一般的なビールと同じタイプ。実はベルギーで飲まれるビールの7割がこのタイプにあたる。
・スペシャルビール
作られる地域の風土と深く関わった個性的なビールで、味わいはさまざま。

ビールとの相性抜群♪絶品ベルギー料理を召し上がれ☆

知識を蓄えるばかりではなく、実際に飲みたいですよね。クックパッドからベルギービールと相性ばっちりのベルギー料理をご紹介。ビールが進んじゃうこと間違いなしです!!

実はポピュラーなベルギー料理だった!!

大人数で飲み会のときにふるまう☆

ちょっともったいない気もするけど…ビール煮♪

いかがでしたか?他には、ベルギー発祥のフレンチフライもとてもよく合いますよ。最近、日本でも探してみると、ベルギービールの専門店や販売店も増加傾向にあるようです。是非、ネクストトレンド候補として、ベルギービールとベルギー料理をチェックしてみてくださいね!(TEXT:中本タカシ/ライツ)

参考資料:
『ベルギービール大全』(アートン)
『ベルギービールという芸術』(光文社)

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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