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【冬は老化が進みやすい?】旬の魚「ブリ」の薬膳鍋でアンチエイジング!

漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」が、漢方医学の考え方に基づいて、食事やライフスタイル、漢方薬について提案します。

冬は老化が進みやすい?

漢方の考え方では、冷えによって生まれつき持っているエネルギーを消耗してしまい、老化を引き起こすと考えます。そのため、冬は寒さから身体を守ることが大切。冬の間にエネルギーを蓄えることが老化防止につながります。

具体的には、旬の食材を食べる、無理なダイエットを避ける、ゆっくり起きて早く寝る、身体を寒さから守って温かく保ち、汗をかくような事は避ける という生活習慣を心掛けましょう。旬の食材は、その季節に起こりやすい症状を予防したり、改善する効果も。冬に旬を迎える食材としては、かぶ、ブリ、ねぎ、大根、白菜 などが挙げられます。

ブリの薬膳効果は?

ブリは冬の代表的な魚のひとつで、気(エネルギー)や血を補う作用があり、身体を温める食材です。疲れ、冷え、肌荒れの解消 などに役立ちます。

出世魚としても有名ですがイナダ・ワラサよりもブリの時期に身体を温める作用が高まります。栄養学的には、EPAやDHAなどの血液をサラサラにしてくれる良質な油が含まれ、動脈硬化や老化防止に役立ちます。

老化防止に!冬の薬膳鍋

かぶとブリの厳冬鍋

冬に旬を迎える食材の組み合わせで鍋にしました。身体を温め、滞りがちになる気を巡らせ、厳しい冬を乗り切るために最適な冬の薬膳です。

かぶ、ブリ、ゆずを組み合わせることにより、疲れの解消、気分の落ち込みの解消、肌トラブルの解消 などの効果が期待できます。

〈材料〉
・かぶ(根と葉)(中)…8個
・ブリの刺身…15切くらい
・柚子皮…1/4個
・だし用昆布…1枚
・水…適量
・ポン酢

〈作り方〉
1.拭いた昆布を鍋に敷き、適量の水を入れておく。
2.かぶを薄切りにする。
3.1の鍋にかぶとブリの刺身を縦に並べて入れる。
4.かぶ葉の小口切りと柚子皮の千切りを適量乗せて、火にかける。ポン酢で頂く。

3つの食材を組み合わせたとても簡単な鍋料理です。鍋料理は身体を温め、老化防止に役立つので寒い冬にはおすすめの調理法です。ぜひお試し下さい。

漢方デスク薬剤師 小屋原佳苗

漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。

監修:漢方デスク

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