ビールのおいしい季節がもうすぐやってきます。普段あなたはどうやって家飲みしていますか?もしかしたらその家飲み、このコツを知ればもっとおいしくなるかも!?夏本番をむかえる前にビールの飲み方をマスターしましょう!
最近は日中を半ソデで過ごす人も増えたのでは。そんな時期に恋しくなってくるのがビール!さぁ、プルタブを開けて口にビールを流し込んだときの喉ゴシを想像してください。
でもちょっと待って、これから紹介するコツを知ったらそのビールがもっとおいしくなりますよ!
いまの時期、ビールの飲みごろの温度は6℃から8℃ぐらいです。意外と高めだと思いませんか?実は、冷やし過ぎるとビールの代名詞である泡が立ちにくくなってしまうんです。同時にビールの中の成分が酸素によって変質してしまい、風味を損ねるから一大事です。かと言ってきっちり温度計を使って管理するということもなかなか難しいもの。おいしく冷やすには冷蔵庫を活用させましょう。
実は野菜室の温度がビールの適温でした!朝出かけるときにビールを野菜室に入れておけば、帰る頃には適温でおいしいビールが待っていますよ。いま違うところに入れている人はすぐに移動させてみて。
ビールも飲食物なので賞味期限があります。やっぱり出荷するときの品質が最も良く、時間が経つにつれて残念ながら下がっていきます。ビールを買う時は製造年月日を確認して新しいものを選んでみて。
缶ビールには、長期保存を考慮して製造時にガスを多めに入れています。なので缶のまま飲むと炭酸が強すぎるのです。どうすれば良いの?それは簡単、ずばりグラスに移すだけで余分なガスが抜けますよ。
ビールの本場ベルギーでは、ビールの在庫があっても専用のグラスが出払っていれば注文を受けないとされているほど重要なグラス。家飲みのときにも、ぜひ気を配って欲しいところ。汚れているのはもっての他、ビールの色も楽しむために透明なグラスを用意したいですね。
注ぎ方のポイントは2つあります。
1つめは、グラスを手に持ち傾けてビールをグラスの壁に向けて注ぎましょう。このとき、ビールが底に向かって渦を巻くように!
2つめは、同じ速度で注いだままビールの量に合わせてグラスを起こしていきます。このとき1センチほどの泡ができていればOK!グラス口まで注いだころには、きめ細かい泡が自然とできあがるでしょう。
家飲みビールも、少しのコツでお店のようなビールが味わえます。是非お試しあれ!(TEXT:小河原幸恵/ライツ)
参考書籍:
『ビールの話』(技報堂出版)
『ビールの基本』(枻出版)
『なっとく!のビール・酒選び』(彩流社)