暑さで食欲が落ちる季節には太陽の国・スペインで生まれたガスパチョはいかが?飲むサラダとしても知られる野菜たっぷりの冷製スープは、暑い日の疲労回復にも効果抜群です。さっそくチェックしてみましょう!!
ガスパチョは、スペインのアンダルシア地方で生まれたとされるトマトをベースにたっぷりの野菜が入った冷製スープのこと。トマトやキュウリ、赤ピーマン、タマネギ、パセリ、にんにくなどの野菜とワインビネガー、塩、胡椒、オリーブオイル、レモンなどの調味料、バゲット、水、氷などをさまざまな材料をミキサーで混ぜ合わせて作ります。
灼熱の太陽が輝き、暑くて乾燥したスペインの夏を乗り切る為に、酸味の強いスープで食欲を促そうという農民たちの知恵から生まれたといいます。生まれた当初はまだミキサーもなく石臼で材料をすり潰して作っていたそう…(大変!!)。野菜だけでなく、炭水化物のバゲットも加えようとしたことからも、ガスパチョ1つで栄養をしっかり摂りたいという意思が伝わってくるようですね。
ガスパチョの一番の魅力は、やはり野菜を一度に大量に摂取できること。また、野菜や調味料の種類を変えたり、分量を調節したりすることで、自分好みの味を探求できるのも面白いところです。足りない栄養を補うために特定の野菜を多く使ったり、冷蔵庫の余り物野菜の消費したりといった活用もオススメです。
スープだけじゃ物足りないという方には…
いかがでしたか?クックパッドには他にも370品のガスパチョレシピが投稿されていますよ(2014.7.1時点)。是非、この夏はいろいろなガスパチョを試して、自分好みのレシピを見つけてみてくださいね。(TEXT:中本タカシ/ライツ)
参考資料:『世界たべもの起源事典』(東京堂出版)