この時期、漬け物用のきゅうりが安く売られているのをよく目にします。そこで、今回、ご紹介するのは「きゅうりのぬか漬け」ならぬ「きゅうりのパン粉漬け」のレシピです。
余りがち食材であるパン粉を有効活用でき、「ぬか」を使わずぬか漬けのような味わいがが楽しめるほか、この時期価格が下がるきゅうりを大量消費できるという、もはや一石三鳥くらいのレシピなんです。
とはいえ、なぜパン粉で漬け物ができるのか…気になる方もたくさんいらっしゃいますよね。
いわゆる「ぬか漬け」は、野菜に付着している乳酸菌が一緒に漬け込む材料に含まれる糖類により、発酵して完成する食べ物。米由来の糖類「ぬか」を使うのが一般的な作り方ですが、その糖類を麦由来のパン粉で代用しても、ぬか漬け同様に発酵させることができるんです。また、パン粉以外でも塩麹やヨーグルト、ビールでもぬかの代用ができるそう。
手順を追ってみると…
1.きゅうりは板ずりします。保存用ビニール袋に塩・砂糖・パン粉を入れ混ぜておきます。
2.きゅうりを入れて、少し水分が出てくる程度にもみこみます。
3.あとは冷蔵庫で1週間寝かせればできあがり!洗ってから、切って、いただきましょう!
つくれぽ(みんなのつくりましたフォトレポート)でも「上手に漬かりました!」「パン粉で信じられないくらいお店の味です!」「色が想像以上に綺麗でした」と、その美味しさと絶妙な漬かり具合が高評価でした。
いかがでしたか?「パン粉で本当に漬かるの~!?」とまだ疑心暗鬼のアナタ、ぜひご自身できゅうりや家にある人参や大根、カブなどを漬けて確かめてみてはいかがでしょうか?(TEXT:ライツ)
「理科×料理」を学ぶ、ひらめき科学クッキング教室主催。小学館「ぷっちぐみ」連載 ドラミちゃんマジッククッキング 監修。小学館「小学一年生」連載 ひらめきキッチン 監修。
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