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コラム

バナナの「味」と「皮」に秘められた“3段階の法則”とは?8月7日はバナナの日

「バ(8)ナナ(7)」と読む語呂合わせから、今日は日本バナナ輸入組合が制定した『バナナの日』。同組合が行った調査によると、9年連続「よく食べる果物No.1」をキープしているバナナ。とっても身近な果物ですが、まだあまり知られない魅力を発見しましたよ!

腹持ちがいいワケは、3種類の糖質による“時間差消化”

忙しい朝に皮をむくだけで手間なく食べられ、適度な栄養が摂れることから、朝食に食べるといいと言われるバナナ。パパッと食べられるわりに腹持ちがいいので、「結構カロリー高いよね」と思っている方もいますよね?でもバナナ1本分のカロリーは、ご飯1杯・食パン1枚の約1/3。それなのになぜ腹持ちがいいかというと、それはバナナの甘味を作っている糖質の種類のせいなんです!
バナナには、【単糖類(ブドウ糖・果糖)】【少糖類(ショ糖・オリゴ糖】【多糖類(食物繊維・デンプン)】の3種類の糖質が含まれていて、それぞれ体内でエネルギーに変わる速度が違うのがその理由。単糖→少糖→多糖の順に時間差で消化されていくので、すべての糖質が消化されるまでは、空腹を感じにくいということなんですね。わずか1分くらいで食べ切ってしまうバナナの持続力に、感謝♪

青→黄→茶!熟度の違いで健康効果が変わるんです! 

次に注目して欲しいのが、バナナの皮の色です。さっぱり味の「青めバナナ」、甘みも食感もほどよい「黄色バナナ」、シュガースポットと呼ばれる斑点が出て甘~く柔らかくなった「茶色バナナ」。それぞれ“甘さ控えめが好き”とか“崩れそうな濃厚な甘さがイイ”など味の好みで食べるタイミングを見計らっている方が多いと思いますが、実はその熟度の違いで、カラダに与える効果が違うんですよ!

【青めバナナ】 

バナナに含まれるデンプンが最も多い状態なので、整腸効果が高い。

【黄色バナナ】 

カラダの代謝を高めるビタミンB群が最も多い状態なので、美肌・アンチエイジング効果が高い。

【茶色バナナ】 

「インターロキシン12」という免疫関連物質が増え、免疫力を高める効果を発揮。

これを知ったら味や食感の好みではなく、自分が欲しい効果の好みで選ぶ人もいるのでは?
自分好みのバナナをそのままパクリ♪もいいですが、ちょっと変化を楽しみたいときは、こんなレシピをどうぞ!


夏の暑い時期はバナナの傷みが早くなりがち。そんな時はバナナを新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れておくか、こんな方法も。ただ冷え過ぎや、長い日数置き過ぎると皮が黒くなることもあるので、時々状態をチェックしてくださいね。(TEXT:大河原裕美)

参照サイト
バナナ大学

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