食に興味を持って40年!週末シェフが調味料にまでこだわる「料理男子」になったワケ

食に興味を持って40年!週末シェフが調味料にまでこだわる「料理男子」になったワケ

小さなころから食に関心を持ち、クックパッドへも積極的にレシピを投稿する「G ロッソさん」にインタビュー!これから料理に挑戦したいと思っている男性向けに“料理の楽しみ方”について聞いてみました。料理をあきらめがちな男性が陥りやすい3つのポイントと、その対処法について教えてくださいました。

祖母のおかげで「舌の肥えた子」に

――クックパッドに投稿を始めたきっかけを教えてください。
料理そのものは30年以上作り続けていて、自分の思いつきやオリジナルレシピも多いため、備忘録代わりに利用しようと思ったのがきっかけです。

――昔から料理や食に興味があったんですね。
祖母の影響で子どものころから食べることに非常に関心がありました。信州の小京都といわれた街の大きな料亭の女将だった祖母が隠居したころに私が生まれたので、急に暇ができた祖母に連れられて地元の有名な料理屋さん巡りを一緒にしていました。昔は地方都市にも大きな料亭や老舗の料理屋などがあり、自然と舌が肥えたのかもしれません。

自分で料理をするようになったのは、信州から東京の大学に通うために出てきてからです。大学4年間のうち最初の2年間は貧乏学生だったので、とにかく安い食材を無駄にしないように自分で作るのが生きていく知恵でもありました。次の2年間はバブル景気のおかげで割と裕福な暮らしをしており、自宅でビーフシチューを作って友人にふるまっていました。

――料理はどのように覚えましたか?
完全に独学です。母親が結婚前から持っていた料理カードが家にあったのですが、当時にしては珍しい外国の料理などが載っており、小さなころから眺めていました。上京するときにそのカードを譲り受け、作れそうなものから片っ端に作ってみました。レトルト食品などない時代の本格料理レシピなので、基本から学ぶことができたと思います。ちなみに60年以上前のものですが、未だに我が家にあります。

スパイスを使ったお気に入りレシピ

――これまで投稿してきた中で自身のお気に入りレシピはありますか?
2つあって、どちらも20年以上前に考えたオリジナルレシピです。我が家では毎年必ず食べている季節の定番メニューです。シンプルながらこだわった食材の組み合わせ、オリジナリティ、作りやすさ、季節感、見栄え、おいしさ、全て揃っています。大好きな白ワインとの相性も高ポイントです。

ホタルイカのリゾット by G ロッソ
旬のホタルイカを手に入れたら、簡単、美味しいリゾットに。我が家では春の定番です。

カジキのソテー、キウイソース by G ロッソ
20年ほど前に考えました。ちょっと意外で、オシャレな感じなのに、簡単でなおかつとても美味しいです。僕のスペシャリテ。

――どういうときにレシピを思いつくのですか?
おいしいものを食べると再現してみたくなるので、そういうときに料理をすることが多いですね。特に仕事で海外出張から帰ってきたあとなどはその傾向が強いです。

――料理をするうえで大事にしていることや、こだわりなどあったら教えてください。
食材を無駄にしないこと。そして、極力インスタント調味料に頼らないことです。若いころは食べたいものに合わせて食材を購入していましたが、10年ほど前に野菜作りをはじめてから手元にある食材をどう調理するか、冷蔵庫の余りものをいかに活用するかを優先するようになりました。食材どうしの意外な組み合わせを発想したり、スパイス、ハーブの活用で、当たり前の食材から世界の料理を作る過程はとてもクリエイティブな作業でストレス解消にもなります。

スパイスは主にクミンや、カルダモンなどインド辺りから中東、ヨーロッパ、更には新大陸へと伝わっていったものと、タイム、ローズマリーなどヨーロッパで良く使うハーブがベースになっているものを常時20種類ほど揃えていますが、組み合わせと配合次第で様々な国の香りのベースとなります。そこに加える香味野菜、薬味との組み合わせで、同じスパイスを使っていながらケニア風にもメキシコ風にも変化するのがとても奥深いです。

タイプ別に料理のコツを伝授

――ふだん料理をしない男性が料理を楽しめるようになるポイントがあれば教えてください。
料理は仕事と同じです。ゴールを決めて完成(盛り付け)をイメージする、この際に家族、友人、彼女などプレゼンする相手がいればさらにイメージを作りやすいです。「材料を揃える」「手順を考えて必要ならメモしておく」あとは効率を考えながらひたすらゴールを目指して手を動かしていく。どんなに長引いても大抵はその日のうちに完成するので達成感を味わうことができ、メンタルケアにもよいと思います。

――料理初心者向けにおすすめのレシピを教えてください。
料理に対して苦手意識を持ちやすいポイントは大きく分けてこの3つだと思います。それらの解消法とおすすめレシピをタイプ別に紹介します。

「そもそも食べるものなんて何でもいい」「作ることがめんどくさい」と思っている人

一人暮らしで料理経験のない人は毎日とても単調な食事になってしまうのではないでしょうか?そういう方は、レトルトやインスタントでもほんのひと手間かけるだけでおいしく食べられるので、まずはそこからチャレンジしてみるのがいいですよ。

一人暮らしの 簡単焼きカレー by G ロッソ
独身男性(女性もか?)の味方レトルトカレー! トマトの酸味とチーズで旨みがアップ。

レシピに書かれている調味料や道具を揃えるのが億劫だと感じる人

レシピ通りに作ろうと思わず、有り合わせのもので一品作ってみると意外なおいしさを発見します。特に鍋物などは材料と基本の調味料を入れて煮込んでしまえば何とかなるのでおすすめです。

春キャベツ、野菜とベーコンブロック煮込 by G ロッソ
材料を大きめに切って、みんな一緒に煮込むだけ!超カンタン。無添加のベーコンと春キャベツの甘みが引き立てあいます。

作ったら自慢できそうなレシピに挑戦するも、時間がかかり過ぎて嫌になった人

凝り性の男性にありがちなのが、時間のかかり過ぎと後片付けの大変さだと思います。シンプルでそれ程、手間・時間がかからずに、でも食材にはこだわってきちんと作るので美味しくて、奥さんや彼女にも「おいしい」と言わせたい。成功体験から料理が好きになるかもしれません。

そら豆のパスタ、ペコリーノソース by G ロッソ
とても簡単でシンプルな料理ですが、相性ばっちり。

――これから料理を始めようと思っている男性たちにエールを!
純粋に食べたいものを作ってみる。例え食材を揃えるのが大変だろうと、時間がかかろうと、そこから始めるのが良いのではないでしょうか。世の主婦の皆さんも一度だけ使って二度と使わない調味料はいくらでもあるはずです。失敗は恐れずに自分の食べたいものを作りましょう。


今回ご紹介した「G ロッソ」さんのキッチンはこちら

スパイスの組み合わせにハマっているという「G ロッソ」さん。キッチンにはそれらスパイスを使ったレシピが多く投稿されているほか、冷蔵庫にある食材で作れるお手軽料理もあり、初心者から上級者まで、あらゆる人が楽しめるキッチンになっています。ぜひチェックしてみてください。

G ロッソのキッチン
子供の頃から食にこだわり続けて40うん年。イタリア在住の経験ありの週末シェフ(男)。なるべくスーパーなどでも入手可能な食材で、こだわるところはこだわって、季節感のある料理をこころがけてます。
クックパッド編集部

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