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コラム

おうちにあるジャムで手軽に!さわやか「フルーツヨーグルトムース」の作り方【材料4つで本当においしいお菓子 Vol.16】

福田淳子

お菓子・料理研究家。シンプルなレシピが好評。

「お菓子はレシピ通り作れば、必ずおいしく作れます」と話すのは、お菓子研究家・福田淳子さん。丁寧なレシピとその再現性の高さで人気の福田さんに、この連載では材料4つで作れる“本当においしいお菓子”を紹介していただきます。第16回は、「ヨーグルトムース」。まだ暑さが残るこの時期にぴったりな、さわやかなスイーツです。

好きなジャムを使って! ひんやりヨーグルトムース

9月に入っていくぶん暑さもやわらぎ、朝晩はだいぶ過ごしやすくなってきました。みなさんいかがお過ごしですか?

とは言え、日中はまだ残暑が厳しい日もあります。今日はそんな時にぴったりなジャムを使ったフルーツヨーグルトムースを紹介します。

最近では、スーパーのジャム売り場にはいろんな種類のジャムが並んでいます。甘みを抑えたもの、フルーツが大きめでゴロゴロしているもの、お徳用な大きなものもあれば、小さなサイズまでいろんなものが入手できます。
そんなジャムを今回はお菓子に使ってみましょう。

ジャムのいいところは、保存性が高く、開封前であれば、常温でもOK。フルーツとお砂糖の両方の要素を兼ね備えているので、ジャム、ゼラチン、ヨーグルト、生クリームの4つの材料で、フルーツ感たっぷりの爽やかなヨーグルトムースを作ることができます。ジャムはお好みのものを使ってくださいね。

今回はグラスに入れて固めるタイプなので、食感は柔らかめ。さらにしっかり泡立てた生クリームを加えることで、口に入れるとふわっと溶けていきます。ヨーグルトを使っているので、さっぱりとしていて、食後のデザートにもおすすめです。
ジャムによって甘さが違いますので、ジャムの量はお好みで。ジャムを中に入れる&上にトッピング、とダブル使いすることで、よりフルーティーな感じに仕上がります。
レシピはとっても簡単です。冷蔵庫で2時間以上しっかり冷やしてから召し上がってください。

アレンジメニューはオレンジマーマレードを使ったヨーグルトムースです。作り方は同じですが、少し配合を変えて、丸い型で固めて豪華に。冷凍マンゴーをあしらうと、また一段と華やかになります。

【基本のレシピ】

ブルーベリーヨーグルトムース

材料(150mlのグラス 6個分)
粉ゼラチン…5g
プレーンヨーグルト…300g
ブルーベリージャムA…150〜200g
ブルーベリージャムB(トッピング用)…100g
生クリーム…100ml

1.冷水50ml(分量外)にゼラチンをふり入れてふやかす。

2.ボウルにヨーグルトとジャムAを入れて混ぜる。
*ジャムによって甘さが違うので、お好みでジャムの量を加減してください。

3.を湯煎で溶かし、混ぜながらに加える。

4.別のボウルに生クリームを入れ、ボウルの底を氷水にあてて八分立て(角が立って軽くおじぎするくらい)に泡立てて、に混ぜ入れる。 グラスに流し入れ、2時間以上冷蔵庫で冷やし固める。

5.ジャムBに大さじ1の湯(分量外)を加えて、混ぜての上にのせ、30分以上冷やす。

+αのアレンジレシピ

マンゴーヨーグルトムース

少しだけ分量を変えて、大きな型で作ります。

材料(直径15cmの底の抜ける丸形1台分)
粉ゼラチン…10g
プレーンヨーグルト…300g
オレンジマーマレードA…200g
オレンジマーマレードB(トッピング用)…100g
生クリーム…200ml
冷凍マンゴー…100g

1.冷水90ml(分量外)にゼラチンをふり入れてふやかす。

2.ボウルにヨーグルトとマーマレードAを入れて混ぜる。を湯煎で溶かし、混ぜながら加える。

3.別のボウルに生クリームを入れ、ボウルの底を氷水にあてて八分立てに泡立てる。半量をに混ぜ入れる。 底が抜ける丸い型に流し入れて、3時間ほど冷やし固める。

4.温めたふきんを型のまわりに巻いて、型から抜く。上にマーマレードBを広げる。の残りの生クリームを再度泡立てて、ケーキの上部にスプーンでのせ、上にマンゴーを飾る。
*マンゴーは冷凍のままのせても、解凍してからのせてもOK。

これがあると便利!お役立ちグッズ

耐熱ガラスのカップ

ムースは、耐熱ガラスのカップに入れて固めました。電子レンジでもオーブンでも使える優れもの。お菓子作りで役立つのでおすすめです。このムースはやはりガラスの器に入れるときれいです。おうちにある小さめのグラスなどを活用してみてくださいね。

福田淳子(ふくだ・じゅんこ)

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順で美味しく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は30冊以上。
【Instagram】@junjunfukuda

執筆者情報

福田淳子

お菓子・料理研究家。カフェでメニュー開発や店舗の立ち上げを経験後、雑誌や書籍を中心に活躍中。身近な材料と、シンプルな手順でおいしく仕上がるレシピに定評がある。これまでに手がけたお菓子の本は40冊以上。

【Instagram】@junjunfukuda
【note】@sakuracoeur

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