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年末にも助かる!毎日のごはんづくりを大幅に時短できる「半調理」の基本

毎日のごはんはラクにおいしくしたいけど、忙しくてなかなか難しい……。そんな方におすすめするのが「作りおき」。でも、どこから始めたらいいの? という方に、作りおきのプロで料理研究家・鈴木美鈴さんが、これを知ってればできる! 「作りおきのコツ」をお届けします。普段の献立にも役立ちそうな調理法や手順などのアイデアも必見です♪

ごはんづくりに半調理を活用しよう

クリスマスが終われば、すぐにやってくる年末。家の片付けや大掃除、生活必需品の買い出し、お正月料理の準備など、いくら時間があっても足りないという人も多いはず。こんなときはごはんづくりを少しでもラクに済ませたいものですよね。

作りおきの達人としてお馴染みの料理研究家・鈴木美鈴さんに今回教えてもらうのは、時短料理にぴったりの「半調理」です。半調理という言葉に、耳慣れない人もいるかもしれません。

半調理とは、「半分調理をすること」という意味。いわゆる「作りおき」となにが違うのかというと、最後まで完全に調理をしない点。

「野菜を切って茹でたり、魚や肉の下処理を済ませて下味をつけたり、調理をしやすい状態にしてから保存をすることを半調理と言います」(鈴木さん)

つまり、「作りおき」が完成したおかずをそのまま保存するのに対し、「半調理」は食材を「切る・茹でる・下味をつける」といった工程で保存しておくのです。

半調理が便利な3つの理由

半調理を活用することで、毎日のごはんづくりが格段に便利になります。調理をしないのにどうして?と思う人もいるかもしれません。その理由は次の通りです。

1. そのときの気分でラクに調理できる

作りおきと違い、半調理は温めるだけで食べることはできませんが、その日の気分や時間帯などにより、好きな食べ方ができます。例えば、ハンバーグの作りおきはハンバーグとしてしか食べられませんが、半調理のタネの状態なら、油で揚げてミートボールにしたり、ロールキャベツにして煮込んだり、まったく異なる料理にアレンジができるのです。

2. 肉や魚は下処理を済ませられる

肉や魚の下処理には意外と手間がかかるもの。野菜などと合わせて調理する場合は、まな板や包丁を分けたりと、衛生面でも気も使いますよね。下処理を終えた状態で保存しておくと、取り出したらそのまま調理ができるので重宝します。

3. 必要な食材をすぐに使える

キャベツ、玉ねぎや大根、かぼちゃなど一度に使い切れない野菜などは、料理をするたびに冷蔵庫から出すのが億劫ではありませんか? 買ってきたらすぐに切ったり茹でたりしておくと、必要なときにサッと使えるのでとても便利です。

下ごしらえを済ませた状態で冷蔵または冷凍保存することで、忙しい時間帯に調理の手間を省けるメリットがあるのですね。例えば、シチューを作りたいとき、半調理の具材があれば野菜や肉を切ったりという手間が省けて、いきなり鍋で煮込むことができるというわけです。

食材ごとの保存のポイント

野菜や肉、魚などを半調理にする場合、どういう状態で保存しておくと調理がしやすいのでしょう?

肉に下味をつけて冷凍しておく

肉は食べやすい大きさに切り、冷凍保存対応のポリ袋などに入れて調味料で味付け。そのまま冷凍保存しておきます。冷蔵庫で解凍したら、あとは焼いたり揚げたりするだけ。野菜と合わせて炒めると栄養価も上がり、かさ増しになります。

いろいろな切り方を取り入れる

さまざまな料理に応用できるように切り方を変えるのもポイントです。例えば、油揚げなどはお味噌汁用、煮物用、と調理別に合わせて切っておくと食材を無駄にすることなく使い切ることができます。

食材に火を通してから保存する

火を通さなければいけない食材は、あらかじめ茹でたりレンジで加熱した状態で保存するのがおすすめ。冷蔵庫から出してサッと使えて時短にもなります。例えば、ブロッコリーは買ってきたら小房に分けてレンジで加熱してから冷蔵庫で保存すれば、お弁当の彩りや主菜おかずのつけあわせ、和え物やサラダなどが簡単に作ることができます。

レパートリーは無限大!

半調理なら、食材の組み合わせによって、味付けによって、調理法によって、レパートリーは無限大! そのときの気分でメニューを決められますし、しかも出来立てが味わえるのもいいところです。うまく活用すれば、包丁とまな板なしで調理ができてしまうことも。手間も洗い物も減って、さらに時間の使い方上手になりそうですね!

「半調理は日々の料理をラクにする目的がありますが、それと同時に食材を無駄にしないというメリットもあります。食材を余らせて捨ててしまうことはしたくないですよね。加えて、生産者の方に感謝する気持ちも大切だと思うので、半調理をうまく活用して食材を大切に使えたらいいですね」(鈴木さん)

忙しい年末。作りおきとなると何品も作るのは大変そうですが、食材を「切る・茹でる・下味をつける」だけの作業なら、そこまで負担にならないはず。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

「作りおき」保存のルール

保存状況により、保存期間は異なりますので、なるべく早く食べきりましょう。
- 冷蔵庫で保存…常温での保存は避ける
- 清潔な保存容器を使用する…水滴や汚れは腐敗の原因に
- 取り分け用の清潔なスプーンなどで取り出す…口に直接入れるスプーンや手でさわるのはNG
- 作った日付を記しておく
- 冷蔵の場合は、2〜3日を目安に早めに食べきる

鈴木美鈴さん

料理研究家。トータルフードコーディネーター。クックパッド公式アンバサダー。作りおき・お弁当を得意とし、素材の味を大切に心と身体にやさしい家庭料理を考案、発信している。ウェブ・雑誌・企業へのレシピ掲載をはじめ、数々の料理コンテストにて受賞歴あり。著書に『盛るだけ つめるだけ 毎日かんたん 作りおき おかず』(オーバーラップ)。クックパッドにも絶賛投稿中♪>>>鈴木美鈴さんのキッチン

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