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コラム

せわしない師走にひと息。さっとつくれる「あたたかい豆腐」レシピ

【ドキュメンタリーレストラン ゼロ vol.19】出張料理人・ソウダルアさんが、日本中で日々失われていく食材をメインに据えた料理を考案し、そのレシピをお届けします。連載第19回目のテーマは、「豆腐」。

長い秋も終わり、寒さの厳しさと共に師走がやってきます。せわしない師走にひと息。あたたかい豆腐のレシピはいかがですか? 忙しさと寒さで体調管理が難しいこの時期に、さっとつくれるあたたかい豆腐を召し上がって欲しくて、5つのレシピを考えました。

湯豆腐となると、準備が億劫なときにこちらをぜひ

温やっこ

<材料>

絹ごし豆腐   100gほど
鰹節      ひとつかみ
醤油      小さじ1〜1.5

<つくり方>

1. 豆腐にラップをかけ、500wの電子レンジで2分加熱する
2. 鰹節、醤油をかければ完成

そして、似て非なるもの

この簡単さでこの美味しさが驚き

温やっこ丼

<材料>

絹ごし豆腐   100gほど
ご飯   適量
a
塩    小さじ1
醤油   小さじ1
胡麻油  小さじ1〜1.5
鰹節   ひとつかみ

塩昆布  ひとつかみ

<つくり方>

1. 豆腐をラップにかけ、500wの電子レンジで2分加熱する
2. 豆腐の水分を切って、お茶碗にaと共に入れ、混ぜ合わせる
3. ご飯の上にのせて、塩昆布をかければ完成

いつもと違った豆腐を味わえるイタリアンな2品

絹ごし豆腐のペペロンチーノ

<材料>

絹ごし豆腐   150gほど
a
オリーブオイル 大さじ2
ニンニク(スライスにする) 2,3片
鷹の爪     ひとつまみ
水       小さじ2
昆布粉     小さじ1
塩       小さじ1

<つくり方>

1. フライパンにaを入れ、弱火でじっくり火を入れる
2. ニンニクの端が狐色になったら、スプーンで豆腐をすくい、ゆっくりと入れる
3. そのまま弱火で加熱しながら、オイルを豆腐にかける
4. 豆腐に火が入れば、完成

トマトチーズ焼き豆腐田楽

<材料>

焼き豆腐  100g
白味噌   小さじ2
水     小さじ1
シュレッドチーズ  30〜40g
ケチャップ     お好みの量で
オリーブオイル   小さじ1

<つくり方>

1. 白味噌と水を混ぜ合わせ、豆腐の表面に薄く塗る
2. お皿にのせて、ラップをせずに500wの電子レンジで1分半温める
3. 出てきた水分を拭き、チーズをのせて、ラップをせずに500wの電子レンジで2分あたためる
4. チーズが溶け切ってなければ、20秒ずつ温める
5. 仕上げにケチャップ、オリーブオイルをかければ完成 ※一度にやるとチーズが固くなったり、豆腐が破裂する危険がある為です

ちょっとずつ余ってしまう、豆腐はこれで解決

高タンパク低カロリー常備菜にぜひ

辛くない白い麻婆豆腐

<材料>

余っている豆腐  200〜300g
鶏挽肉      150〜200g(もも、むね、どちらでもok)
白ネギ   1/2本
ニンニク  2,3片
a
胡麻油   大さじ2
おろし生姜 小さじ1〜2
胡麻    大さじ1
b
水      400cc
鶏ガラスープ 表示されている中華スープの倍量
片栗粉   大さじ2〜3

<つくり方>

1. 白ネギとニンニクをみじん切りにして、aと共にフライパンに入れ、弱火でじっくり火を入れる
2. 白ネギがしんなりして甘みが出てきたら、中火にして、鶏挽肉を入れ、炒める
3. 鶏挽肉の表面が白くなったら、bを入れ、混ぜながら火を入れ、端が沸いてきたら弱火にして、好みのとろみにする
4. お好みの形にカットした豆腐を入れ、蓋をして、豆腐に火が通れば完成

江戸時代にも豆腐百珍という料理本が出ていたほどに日本人が愛してやまない素材“豆腐”。そんな豆腐の、現代だからこそつくれる・味わえるレシピを知ることで、余すことなく、その魅力を引き出せます。
そんな素材への愛もまた、ドキュメンタリーレストランのひとつの側面です。
あなたのおうちでも、やさしく、あたたかい食卓が広がることを祈っております。

ソウダルア(出張料理人/イートディレクター)

大阪生まれ。5歳の頃からの趣味である料理と寄り道がそのまま仕事に。“美味しいに国境なし”を掲げ、日本中でそこにある食材のみを扱い、これからの伝統食を主題に海抜と緯度を合わせることで古今東西が交差する料理をつくる。現在は和紙を大きな皿に見立てたフードパフォーマンスを携え、新たな食事のあり方を提案中。

【フードパフォーマンス映像】https://vimeo.com/275505848
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