普段よりのんびりした時間を過ごせる夏休み。この機会に、海外の家庭料理にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
先日行われた、イタリアマンマの家庭料理を学ぶイベントの様子と、マンマ直伝のレシピをご紹介します。
イベントはイタリアのマンマ・ラウラさんとクックパッドアンバサダーの方々をZoomでつなぎ、イタリア家庭料理家の中小路葵さんの通訳で進行しました。
ラウラさんの説明を聞きながら、みんなで手分けしてソースに使う夏野菜を切っていきます。
パスタを手打ちして茹で、ソースとからめて完成!
できあがったパスタの実食。イタリアの家庭の味を堪能しました。
こちらのイベントで、ラウラさんが教えてくれたパスタのレシピをご紹介します。
1. まずは野菜の下ごしらえから。なすとズッキーニ、パプリカを薄切りにし、塩をふっておきます。ミニトマトは二つ切りにして、水分を出しておきます。
2. エシャロットを刻み、サフランは水につけて色と香りを出します。
3. パスタを作ります。清潔な台の上にセモリナ粉を出し、ドーナツのように広げて、輪の中に水を入れます。
4. 少しずつ水をなじませ、一つにまとめてこねます。生地がまとまったら、しばらく寝かせておきましょう。
5. 1の野菜をフライパンでローストします。少し焦げ目がつくくらいに焼けたら、いったん取り出しておきます。
6. 同じフライパンでエシャロットを炒め、5の野菜とトマトを戻し入れて炒め合わせ、塩こしょうで味を調えます。
7. パスタ生地を2mm程度の厚さにのばし、5㎝×7㎜くらいの小さな短冊サイズに切り分けます。
8. 短冊1つずつに指を3本当てて、手前にクルッと引くようにして成形します。
9. 成形したパスタを熱湯でゆでたら、温め直したソースのフライパンに加え、パスタのゆで汁とサフラン水を加え、味を調えたら完成です。
ラウラさん直伝のパスタレシピは、こちらからご覧いただけます。
今回はなす、ズッキーニ、パプリカ、ミニトマトを使いましたが、夏野菜の種類や量はお好みでOK。イタリアでは自家製のセミドライトマトをよく使うそうで、そちらもおいしそうですね!
手打ちパスタの材料になるセモリナ粉は、日本でも手に入ります。富澤商店や成城石井、カルディなどで探してみてくださいね。 ない場合は中力粉でも代用できますが、ぜひセモリナ粉を手に入れて作ってみてください。
手作りしたカヴァテッリはモチモチ食感で絶品。 ソースは野菜だけでお肉が入っていませんが、夏野菜のうまみがギューッと凝縮されていて、びっくりするようなおいしさですよ。
中小路さんによると、イタリアには厳密にいうと6000種類ものパスタがあると言われているそう。今回はそのうちの1つ、「カヴァテッリ」の作り方をご紹介しました。 特別な道具は使わず指で成形できて、ゆで時間も短いので気軽にチャレンジできるパスタです。
みなさんもぜひおうちで、イタリアマンマ直伝の味を楽しんでくださいね。