注目の新成分！メタボを防ぐすごいフルーツとは？～「はなまるマーケット」から～

突然ですが2月初め、あるフルーツにメタボリックシンドロームを防止する効果があると新聞で発表されて話題になったのをご存知ですか？
実はその健康フルーツとはレモン。ビタミンＣがたっぷりの柑橘系フルーツは、冬に美味しいフルーツ。その中でも、レモンには、メタボ防止効果があるというのだからビックリです。

三重大学大学院の田中利男教授は、地中海料理を食べるイタリア人やスペイン人が、他の欧米人に比べて肥満や循環器疾患が少ないとする論文に注目。地中海料理にたくさん使われ、日本人の約10倍近くも多くとっているレモンを調べたところ、レモンに含まれるポリフェノールのエリオシトリンに血中の中性脂肪を下げたり、脂肪肝を抑制する効果があるとわかったのだとか。このエリオシトリンは、ライムやみかんなどの柑橘系の中でもレモンに圧倒的に多く、しかも熱に強いので料理に使いやすいという特徴が。これはぜひ使わないとですね！

「冬バテ」という言葉をご存知ですか？ 実は最近、夏バテならぬ「冬バテ」というのが流行っているのだとか。寒さによって血の巡りが悪くなったり、外気との温度差によって自律神経の働きが悪くなることによって、だるい、疲れやすい、頭痛など、冬なのに夏バテのような症状を起こす人が増えているそう。

実はこの冬バテにも、レモンがピッタリ。それはレモンに含まれるクエン酸が、乳酸を分解してエネルギーに変換してくれることで、夏バテにありがちな症状を緩和してくれるため。
これだけでも驚きですが、ある食材を一緒に使うとさらに効果が増すのだとか。それは鶏のむね肉。これは数千キロ飛んでいく渡り鳥の羽の付け根あたりにある肉で、休むことなく運動する部分に多いイミダペプチドが活性酸素を中和・分解してくれるから。レモンとセットで使うことで、最強のパワーを発揮してくれるんだそうです。

番組の後半では、30年以上前からこの鶏肉とレモン漬けを町ぐるみで食べているという忠臣蔵で有名な兵庫県赤穂市が紹介されましたが、スーパーのあちこちで売られているだけでなく、サンドイッチの具になったり、給食にも月1回は登場する人気ぶり。まさに赤穂市のソウルフードと言えますね。
こちらのレシピは、最初に鶏肉を揚げているのがポイントなんですが、クックパッドには既に作っていらっしゃる方がいましたよ。

レモン＝ビタミンＣで風邪予防というイメージが強いですが、実は今ご紹介したような驚きの効果も。熱にも強いので、いろいろなレシピに活用してみてくださいね。 (TEXT: 黒沢るか/ライツ)