KitchHikeの世界各国の食卓を巡る連載。今回は西荻窪に住むステンさんの食卓へ!エストニア料理の定番メニューを紹介してもらいましょう!
世界の家庭料理を旅しよう!世界中の食卓で料理をつくる人 (COOK) と食べる人 (HIKER) をマッチングするWebサービス、KitchHikeです! 旅先で現地の人を訪ねて、世界中の食卓を実際に取材してきた模様を臨場感たっぷりにお届けいたします。
第14回目は西荻窪に住むエストニア出身のステンさんの食卓へお邪魔しました!
エストニアの首都、タリン出身のステンさんが今回作ってくれた料理は、「しょうがと杏のパンプキンスープ」、「スモーク肉と野菜のシチュー」、「エストニア風ポテトサラダ」、そして「オートミールクッキー」の4種類。聞いただけ、文字にしただけでも美味しそうです。
「エストニア人はカボチャが大好きなんだ」と言いながら大量のかぼちゃを次々にカットしては鍋に放り込んでいくステンさん。シンクはあっと言う間にカボチャの皮や種で埋め尽くされました。
グツグツとカボチャを煮込み始めると、今度は肉と野菜のシチューを作ります。ステンさん曰く、「エストニアでは『スモークカルビ』を使うけど、日本ではあまり見たことが無いんだ」と、少し残念そうな表情。肉とネギを一緒に炒めたら、カボチャ鍋の横で、カットした野菜やジャガイモと一緒にこれまたグツグツ煮込んで行きます。シチューと言っても汁気は多くなさそうです。
エストニア風ポテトサラダはヨーグルトで食べるようで、マヨネーズと混ぜ合わせてソースを作ります。他にはサワークリームを使う場合もあるようですが、日本のポテトサラダとはまた全く違う爽やかな風味になるんです!
クッキーは、オートミールにたっぷりのオリーブオイルをかけて混ぜ合わせ、レーズンもいれて形にしていきます。
エストニアの食文化は?という質問に、「飲みニケーション文化!」と答えるステンさん。料理が後半にさしかかると、冷凍庫から「MOE」と書かれたウォッカを取り出してニヤリ。冷凍庫でキンキンに冷やしたウォッカは普通の水よりもトロトロとして (まるで水銀のようです) とても美味しいんだとか。 ※アルコール純度が高いため、凍りません。
クッキーをオーブンにセットしたら、「料理を食べながら待ちましょう!」という提案とともに、いただきます!