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コラム

にんじんは皮ごと食べる!うま味を引き出す食べ方と洗い方

野菜にはそれぞれの味があります。そのおいしさをたっぷり味わう食べ方を紹介いたします。そして、そのおいしさを生かすための洗い方もあります。どんなふうに洗うのでしょうか。

きほんの洗い方

水を入れたボウルの中で、手でやさしく洗い、キッチンペーパーなどで、ていねいに水気を拭き取ります。にんじんのヘタのまわりは、へこんでいて泥がたまりやすいので、指を使ってよく洗い、庖丁の刃元でくり抜いてあげると、端の部分まで使うことが出来ます。土がついている場合は、水に5分ほどつけ、皮に傷がつかないように、柔らかいスポンジで泥を落としてあげましょう。

にんじんの味

にんじんは、甘みをたっぷり含んでいる野菜です。調理する際は、加熱をして甘みを引き出してあげると、にんじんが苦手な方でもおいしくいただけるでしょう。また、にんじんには抗酸化作用のあるカロテンという栄養素が多く含まれています。とくに、多く含まれるのが、皮のすぐ内側ですので、ピーラーでむいてしまうと、その内側まで落としてしまうことになります。皮ごといただくのがおすすめです。

にんじんの、甘味と栄養を生かしたおいしい食べ方をご紹介します。

にんじんのロースト

<材料(2人分)>

にんじん…1本
オリーブ油…適量

<作り方>

1 にんじんは、皮つきのままタテに切り、その後、食べやすい大きさに切り、7分ほどゆでます。火加減は、弱火がよいでしょう。ゆで加減は、クシが中心まで、すっと刺さるくらいが目安です。

2 ザルに上げ、キッチンペーパーで水気を拭き取り、粗熱がとれるまで冷まします。

3 フライパンにオリーブ油を入れ、1を皮の部分を下にして入れます。あまり動かさないようにして、ほんのり焦げ目をつけるように、弱火で焼きます。味つけはせず、そのままお召し上がり下さい。

甘さをじっくり引き出すと、お菓子のような味わいになります。

協力:産地直送便 文:文里沙 写真:松浦弥太郎

にんじんの本来の味わいが楽しめるローストは、ステーキなどの付け合わせとしてもおいしくいただけます。おいしいですよ。

くらしのきほん

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