世界を魅了したコンフィチュールの妖精☆フェルベールさん直伝の「魔法のりんご」が登場！

突然ですが「コンフィチュール」をご存知ですか？それは平たくいえば、ジャム。ただし、ジャムは素材をぎっしり詰め込んで凝固させたものですが、コンフィチュールは旬の食材を砂糖や酢に漬けた＝コンフィット（confit）が語源。だから見た目は似ていても、食感はかなり違うのです。今回は、そんなコンフィチュールの魅力に迫ります。

1月26日放映の「あさイチ」（NHK)をご覧になった人はいらっしゃいますか？今回の特集は、海外から世界的なシェフを招き、その人の人生とともに最高の料理を紹介するレジェンドキッチン。登場したのは、「コンフィチュールの妖精」と呼ばれる、クリスティーヌ・フェルベールさんです。
フェルベールさんの作るコンフィチュールは、旬の食材をたっぷり使った芳醇なもの。フランス料理界の巨匠、ジョエル・ロブションさんやパティシエ界のピカソ・ピエール・エルメさんなど世界のスペシャリストや食通も絶賛する味わい。ハリウッドスターのブラッド・ピットさんも大ファンで、わざわざお店に100個も大人買いに行ったというからビックリです。
今回は、そんなフェルベールさんがあさイチのためだけに考案してくれたとっておきのコンフィチュール「魔法のりんご」の作り方をご紹介します。

りんごは皮をむき、半分にカット。さらにタテにカットした後、8ｍｍの角切りにして鍋へ。面倒ですが、細かく同じ大きさにカットすることが美味しく作るコツ。
さらにレモンとオレンジの皮を入れ、どちらの果実も絞って加えます。グラニュー糖を入れたら、よく混ぜます。皮は色のついている部分だけ。白い部分を入れると苦味が出るので注意してください。
ここでフェルメールさんのコンフィチュールに欠かせないスパイスの登場！シナモンスティック、カルダモン、八角、細かく切ったしょうがを加えて火にかけ、アクを取りながら煮込みます。火加減は最初は強火で、はじめ大きかった泡が小さくなってきたら粘り気が出た証拠。そこで弱火にします。混ぜるときは、８の字を書くようにするとグッド。皿に一滴落し、こんもりとしてきたら完成です。
瓶すれすれまで詰め込み、フタをして逆さまにします。逆さまにするのは真空状態にするため。

フェルメールさんは、ふだんこのコンフィチュールをパンにつけて食べているそうですよ。できたてを試食したいのっちさんも、「これはジューシー！甘すぎない」と大絶賛。牛乳にバニラアイスと砕いた氷を入れて使ったバニラシェイクに入れても美味！
これはぜひ食べてみたいですね。せっかくなので他にも似たレシピがないか？クックパッドで探してみました。

いかがでしたか？朝食やおやつにも重宝するコンフィチュール。自分なりにいろいろなスパイスを加えて、アレンジするのも楽しそう。ぜひ作ってみてくださいね。(TEXT: 黒沢るか/ライツ)