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スナック感覚のおいしさに誰もがハマる！「無限ブロッコリー揚げ」がTwitterで話題

2021年07月16日更新

#ブロッコリー

【Twitterでバズったごはん Vol.24】市販品などを上手に使い、ササッと作れておいしいレシピが日々投稿されているTwitter。その中から、とくに話題を集めたレシピや便利な料理の知恵を、編集部がピックアップしてお届けします。

苦手な人も好きになる「無限ブロッコリー揚げ」

Twitterでバズった料理に関するツイートに注目し、多くの人の心を鷲掴みにしたヒミツを解き明かしていく連載をお届けします。第24回目に注目したのは「無限ブロッコリー揚げ」です。

今回注目したレシピをツイートされたのは、石川県白山市の農業法人「有限会社安井ファーム」広報課のTwitter担当者さん。ブロッコリーを麺つゆに一晩漬けて、片栗粉をまぶし、油で揚げるというもの。13.6万いいね(2021年7月15日現在)がつくほど喜ばれたレシピのヒミツを、Twitter担当者さんに伺ってみます！

Q. ブロッコリーの揚げ物でオススメのレシピはありますか？

A. めんつゆに一晩漬けたブロッコリーに片栗粉をまぶし、中温の油でカラッとするまで揚げると、スナック感覚で無限にブロッコリーをキメられるようになるのでオススメです。 pic.twitter.com/4N3ryBBX5U
— 有限会社安井ファーム (@yasuifarm) July 6, 2021

ヒントは「鶏の唐揚げ」だった

−−まず、今回のレシピはどのように思いつきましたか？

ご担当者さん：家族の祝いの席で鶏の唐揚げを食べた際に、ブロッコリーに下味をつけて揚げることを思いつきまして、試してみたらおいしかった、という次第です。

−−お祝いの席で誕生したレシピだったとは、縁起がよいですね！では、おいしく作るためのコツや注意点はありますか？

ご担当者さん：ツボミ部分のほか、茎を揚げる場合は気持ち長めで。葉を揚げる場合は気持ち短めに。それぞれ揚げ時間を見積もると、よりおいしく召し上がれます。

一口でさまざまな食感が楽しい！

−−実際にはどのような味わいでしょうか？

ご担当者さん：麺つゆに含まれている魚介の風味が鼻を駆け抜けていくようなイメージでしょうか。衣はサクっと、そして麺つゆと片栗粉が出会った部分はモチッとしているので、食感の面白さが印象に残るかと思います。

「ラー油をちょい足し」するなどアレンジも豊富

−−想像以上に複雑に絡み合った味わいが楽しめるのですね。オススメのアレンジ方法はありますか？

ご担当者さん：今回は「加熱したブロッコリーをストレートタイプの麺つゆに漬ける」ということでお届けしましたが、ブロッコリーを麺つゆに漬ける工程ひとつにしましても、加熱するorしない、レンジで加熱するorゆでる、あるいは冷凍ブロッコリーを使うなど選択肢の幅が考えられます。麺つゆもストレートタイプにこだわらず、濃縮タイプや白だしを使っても良いかと思いますし、それによって漬ける時間も変わってきますので、お好みのタイムを見つけていただければよいかと思います。

麺つゆにラー油を加えてもオッケーブロッコリー！

ご担当者さん：それから実は画像をよく見ると、麺つゆに漬けたものにラー油がかかっているんですが、このように漬ける調味液にお好みの調味料をちょい足しするのもオススメです。

−−今回もブロッコリーのポテンシャルの高さを、改めて実感いたしました。最後に、今回バズったことでどのような反応がありましたか？

ご担当者さん：特に印象的だったのは「ブロッコリーは苦手ですがこれならおいしく食べることができました」といったような報告がいくつか寄せられたことです。これまでいくつものブロッコリーレシピを紹介した中で、そのような反応をいただけたのはおそらく今回が初めてだと記憶しております。ブロッコリーの新たな可能性が拓けたのかな、と思いますので、ブロッコリーが苦手という方におかれましては、もちろん気が向いたらでよろしいのですが、最初の一歩を踏み出す際に、今回のレシピをご検討いただければ幸いに存じます。

安井ファームさんのツイートにはブロッコリー愛が満ち溢れているので、もしかすると世界を平和にしてくれるのはブロッコリーなのかもしれない、と最近は思い始めました。ぜひ、ツイート先にあるブロッコリーレシピや調理法を参考にしながら、奥深いブロッコリーの森を散策してみませんか？

（TEXT：八幡啓司）

有限会社安井ファーム
石川県白山市にある農業法人。同県におけるブロッコリー作付面積の約3割を1社単独でシェアしている。令和元年度農林水産祭にて「内閣総理大臣賞」受賞。公式アカウントではブロッコリーに関する知識や情報だけでなく、夕方にはブロッコリーの鐘を鳴らすなど有意義で楽しいツイートが特長。