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コラム

味つけに公式あり⁉︎「酢の物」を自分好みに"味変"する料理の発想法とは

【料理の発想法シリーズvol.2】「あるものでパパっと料理がつくれるようになりたい!」「料理をはじめたいけどなにからやればいいかわからない」そんなみなさんに、クックパッドが提供する料理のトレーニングドリル『たべドリ』から、自由な発想で料理をするチカラを身につけるためのメソッドを連載形式でご紹介。 第2回は味つけの公式を知り、ベースの味つけから発展させていく発想法を学んでいきます。

「味つけ」にも公式がある!

「なんだか味が決まらない」という経験はありますか?前回の記事でご紹介した料理の公式の要素のひとつである「味つけ」にも、公式があるんです。 味つけを考えるときに、なくてはならないもの、それは「しょっぱさ」です。

この図にあるように、味つけに影響するものは塩気とそれ以外に大きく分けられます。(もちろん、複数の要素を持ったものもありますので、あくまで一例としてみてくださいね)

この図のポイントは、上のしょっぱさと下の風味・うま味・調整群がかけ算になっていることです。下の群は食材自体が持っていたりする部分もあるので、あえて調味料として加えなくても良い場合もあるのですが、しょっぱさが0(ゼロ)になってしまうと、どうにもぼんやりした味になってしまうのです。

味つけを分解して可能性を広げてみよう

具体例として、これからの季節にさっぱりただきたい「酢の物」を分解して考えてみたいと思います。

しょっぱさとして「しょうゆ」、風味として「お酢」、調整役として「みりん」を加えた合わせ酢に具材をあえたら、定番の酢の物ができあがります。 そして、ここからが本番です!どんな味にしていきたいかをイメージして、下の要素を自分が思いつくものから頭の中でかけ合わせてみてください。

みなさんの冷蔵庫に入っている食材や調味料の味はすでにご存知だとおもいます。それらを加えたらどうなるだろう?と、ちょっと想像してみてください。きっと新しい味に出会えるとおもいますよ。

自分好みの酢の物の味つけにチャレンジ!

味つけの公式の考えかたを参考に、好みの酢の物をつくってみましょう。 たべドリの味つけ図鑑から、酢の物の味つけ一覧をご紹介しますね。

味つけに使う調味料と割合を図で表していますので、円の大きさを参考に、自分好みの味つけをみつけてましょう!

自分のレパートリーのなかに、”いつも同じ味”になってしまうメニューがあったら、まずは簡単な風味づけにチャレンジしてみてください。「こんなふうに味変するんだ!」という新しい発見があると思いますよ。

それでは、自由な発想で料理を楽しむ【味つけの公式編】をお届けしました。 次回は、【料理の設計図】についてご紹介していきたいと思います。

それではまた〜。

料理にチャレンジしたくなったらたべドリの「料理の入門ドリル」へ

たべドリは、クックパッドが提供する料理のトレーニングドリルです。レシピには載っていない料理の発想法やテクニックを学べるスキルアップドリルを多数公開しています。 たべドリで学んで、アイデアの広げかたを身につけよう!
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