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コラム

料理の”伸びしろ”はどこ?レシピに頼らない発想法で料理の幅を広げる方法

【料理の発想法シリーズvol.6】「あるものでパパっと料理がつくれるようになりたい!」「料理をはじめたいけどなにからやればいいかわからない」そんなみなさんに、クックパッドが提供する料理のトレーニングドリル『たべドリ』から、自由な発想で料理をするチカラを身につけるためのメソッドを連載形式でご紹介。 第6回(最終回)は料理の伸びしろから考える発想の広げかたを学びます。

ここまで、料理の公式と設計図をくわしく解説してきました。じゃあどうやれば身につくの?という実践方法を最終回にご紹介していきたいと思います。

毎回の料理が小さな実践タイム

料理をする頻度はひとによりますが、料理はしなくても家でごはんを食べるひとはそれなりにいると思います。つくるって言ってもちょっと炒めるだけ...と、言う人もいるでしょう。そこは自信を持ってください!ちょっと炒めたものも立派な料理で、気がつかないうちに料理の経験値を積み上げているはずです。家で食事をする機会があるなら、その時間を小さな実践タイムにしていきましょう。

つくった料理を記録してみよう

たべドリでは料理に取り組むきっかけとして、入門ドリルや料理の「お題」を毎週更新しています。料理は読んだり聞いたりするだけでは絶対に上達していきません。くり返し実践することが大切。料理の公式という型を思い浮かべて反復練習をすることで、レパートリーが増えていきます。その反復練習をするためのツールとして、このチャレンジシートをぜひ活用してみてください。

「マリネ」というたべかたをつくった場合を例に書いてみますね。書き方は簡単です。たべドリのドリルなど、何かの料理にチャレンジしたら、このように使った具材・調味料・気づいたことや工夫したポイントを書き残しておきます。

最初は空白だらけですね。これが、この料理のあなたの伸びしろです。まだまだこれから新しいチャレンジがたくさんできる!ってことです。伸びしろ=楽しみしろ、ですね。 次に違うマリネをつくったときに1回目との差分を追記していきます。2回目以降は、空欄を埋めていくことを意識して、新しい食材や味つけにチャレンジしてみてください。

こんなふうに、何回か繰り返していくと、食材・味つけ・調理法の選択肢がどんどん増えていきますので、今度は試したことのない組み合わせを選んで料理して行くことができると思います。

はじめてつくったサーモンのマリネに、パプリカを入れてもおいしいかも?とか、鶏むね肉をゆでて、カレー風味のマリネにしたらごちそう感でるかも?とか、さつまいもとチーズをサイコロ状にして、はちみつと粒マスタードでマリネしたらデパ地下惣菜ぽくておしゃれかも?とか、自由に発想してみてください ひとつの料理の伸びしろは無限大!ということが、小さな積み重ねから体験いただけると思います。

詳しい使い方とテンプレートはこちらから。ぜひ毎日の料理で試してみてくださいね。

マリネをつくってみたい、と思ったら、こちらの入門ドリルを読んでチャレンジしてみてください!

自分の感覚で料理ができる楽しさを誰にでも。

全6回の連載をお読みいただきありがとうございました。単なる栄養摂取手段としての食事なら、料理なんてしなくても問題なく生きていける世の中です。そんな時代だからこそ、料理は「こうしなければならない」という固定観念は捨てて、なにかに縛られることなく肩の力を抜いて、わくわくした気持ちで「こうしたらおいしいかな?」と自由に発想してみてください。

料理は、毎日の生活の中でもっとも身近に楽しめるクリエイティブな行為のひとつ。 レシピに頼らなくても、自分の感覚で料理ができる楽しさをひとりでも多くの人に体験していただけたら幸いです。

それではまたどこかで!

料理にチャレンジしたくなったらたべドリの「料理の入門ドリル」へ

たべドリは、クックパッドが提供する料理のトレーニングドリルです。レシピには載っていない料理の発想法やテクニックを学べるスキルアップドリルを多数公開しています。 たべドリで学んで、アイデアの広げかたを身につけよう!
料理の入門ドリルはこちらから
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