【麦ライスのおうちで簡単!プロのワザvol.15】SNSで発信する、超絶便利なお料理のワザが大人気の麦ライスさん。ご家庭ですぐに使えて、Twitterでも人気を博したテクニックを紹介していきます。
甘くておいしい南国フルーツのパイナップル。カットされたものよりおトクなので、丸ごとを買うという方も多いのではないでしょうか。
食べやすいひとくちサイズにカットする場合に切り落とす芯の部分も、甘くておいしそうな香りがして、食べないのはもったいなく思ってしまいます。
本業はプロのシェフ、そしてSNSでは簡単に家庭でできるおいしいワザを日々発信している麦ライスさんが、 そのまま食べるには少し硬いパイナップルの芯を、おいしい飲み物に変える方法を教えてくれています。
🍍パイナップルの芯はオレンジジュースで軽く煮てから一晩置くと超美味しいトロピカルジュースになるから全人類にやってほしい。 pic.twitter.com/Wragd7eEUx
— 麦ライス@シェフ/料理家 (@HG7654321) June 26, 2022
パイナップルの芯の風味が、オレンジジュースに移っておいしいドリンクになるのですね!トロピカルジュースを作ろうと思ったきっかけは何でしょうか。
麦ライスさん:「芯にもお金を出して買っているので、捨てるのが勿体無いですよね。何かに活用したいと思い、たまたま冷蔵庫にあったオレンジジュースに加えてみました」
普段は捨ててしまうパイナップルの芯を使ったり、オレンジジュースと組み合わせるなど、なかなか思いつかないアイデアですね。どうやって思いついたのでしょうか?
麦ライスさん:「料理では野菜の芯や皮を水と煮込んで作る『ベジタブルストック(野菜出汁)』というものがあります。その技術とお酒のサングリアからイメージがわきました。オレンジとパイナップルの相性は良いので、きっとおいしくなると思って試してみたのです」
野菜出汁やお酒のメニューなど、麦ライスさんの豊富な知識から生まれたレシピなのですね! トロピカルジュースへの、ご家族やフォロワーさんからの反応はいかがでしたか?
麦ライスさん:「『子供達が大喜び!』『芯があるのを初めて知った』『お店の味!』と嬉しいコメントを沢山頂きました」
今回のレシピは、普段なら食べない部分をひらめきでおいしい料理に変身させる、環境にもやさしいアイデアでした。
プロの料理人ならではのこうした工夫やアイデアは他にもあるのでしょうか?麦ライスさんにいくつか教えていただきました。
麦ライスさん:「まず、蓮根は皮を剥かずに食べられます。次に、お肉やハンバーグを焼いたあと、フライパンに残った余分な油を捨てて、こびりついた部分をこそげ落とすように水分で煮溶かすとおいしいソースになります」
麦ライスさんがよく作るハンバーグのソースは、赤ワインを煮詰めてケチャップととんかつソースとバターを加えて作るそうですよ。
食材を調理する段階で、どうしても出てしまう廃棄の部位を活かして、おいしいメニューが作れるのは嬉しいですね。今回ご紹介したワザはどれもおうちで簡単に実践できますから、ぜひお試しください。
趣味の食べ歩きから次第に自分で料理を始め、さらに料理熱が高じてプロの道へ。現在は都内のレストランシェフ。本業の一方で、Twitterでは料理初心者でも簡単に再現できる料理テクを紹介して大人気に。
「本業に負けないぐらい楽しんでやっています(笑)」とは本人談。
Twitter:麦ライス@簡単レシピ&料理テク(@HG7654321)
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