バクラヴァは、オスマン帝国時代から愛されているトルコの伝統菓子です。 ナッツの食感とシロップの甘い香りが特徴で、日本でも徐々に人気が高まっています。
本場のレシピはユフカという極薄の小麦粉の生地を敷き、その中に砕いた胡桃やピスタチオ、アーモンドなどのナッツをたっぷり挟み、それを何層にも重ねて焼くというもの。多いものだと約40層にもなるのだとか!
ユフカを手に入れることは難しいですが、パイ生地や春巻きの皮を使えば、家でも作ることができます。
今回は、冷凍パイシートを使って作るバクラヴァのレシピを紹介します。
1. まずはシロップ作りです。砂糖と水、レモンを入れた鍋を強火にかけ、沸騰したら中火にして5分ほど煮立たせます。煮立ったシロップは最終工程に必要なため、冷やしておきます。
2. 型に入れたパイシートの上にナッツ類を隙間なく広げたら、その上にさらにパイシートを被せます。ここでのポイントは、上に重ねるパイシートを2枚にしておくこと。バクラヴァらしさが出るのでおすすめです。
3. パイシートに切り込みを入れ、溶かしバターをハケで塗ったら、190度のオーブンで30〜40分ほど焼きます。焼き上がったらすぐに1で作ったシロップを上から投入。全体にシロップをかけた後、常温で2時間ほど染み込ませれば完成です。
今回は冷凍パイシートで作る方法を紹介しましたが、春巻きの皮を使ったレシピもおすすめです。
どちらのレシピでも大切なのはナッツのサクサク感のシロップの甘味。 冷凍パイシートと春雨の皮はサクサク感を演出してくれて、サクサク食感がやみつきになりますよ。
トルコの伝統菓子であるバクラヴァ、週末のおやつに作ってみるのはいかがでしょうか。(TEXT:加藤千奈)