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ごはんの炊き方にこの手があった!初夏から夏の時期気をつけたいお弁当作りの衛生ポイント 〜vol.3  ごはん編〜

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

梅雨の季節に多い細菌性食中毒の原因菌の多くは温度36℃以上、湿度60%の環境が最も活発に発育します。つまり暑くてジメジメした季節は食中毒に要注意!特にお弁当は調理してから食べるまでの時間が空くため、食中毒菌が増殖しないようにしなくてはなりません。「でも具体的に何をどう気をつけたらいいの?」という疑問にクックパッド管理栄養士が驚きのごはん対策をおしえてくれました。

暑い季節は肉や魚だけでなく実はごはんが原因のセレウス菌による食中毒も発生しています。お弁当には欠かせない主役のごはんですが、とてもいたみやすいため注意が必要です。今回は暑い季節でも安心な、とっておきのご飯の炊き方を2つご紹介します。

殺菌効果のある食材と一緒に炊く!

食中毒の予防に効果的な方法の1つがごはんを炊く際に殺菌作用のある梅干しや生姜の千切りを一緒に入れて炊き込むこと。ごはんの中央に梅干しをのせた、いわゆる「日の丸弁当」は食中毒予防にいいと言われていますが、実は梅干しの触れている周りのごはんにしか効果がありません。お米と一緒に梅干しを炊き込むか、炊きあがったごはんに刻んだ梅干しを混ぜ込む混ぜ込みごはんなら食中毒予防は万全です。

炊飯予約の際には氷を入れる!

忙しい朝のお弁当作りに欠かせない炊飯器の炊飯予約。でも暑い季節は夜中の室温も上がり、炊飯器の中の水の温度も上がるので炊飯器内で菌が増殖する事も。炊飯器メーカーのホームページによると、予約時間は13時間以内に設定する様にとあります。 なるべく炊飯器内の温度を上げないために、セットするのは寝る直前に。そして水分に氷を加えるのもおすすめ。お米を入れた後に氷をいくつかいれ(3合ならば10個程度)上から水を注ぎ水分の調節をします(いつもより多少水加減を控えめに)。 そうする事で水温が上がるのを防ぐことができますよ。

作り手がここまで気をつけて作った愛情弁当。あとは安全に美味しく食べてもらいたいですよね。「涼しいところにおいて早いうちに食べてね」と一言添えて手渡しすれば 完璧です。

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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