四川タレが決め手!大人気ブロガーがおすすめする「棒棒鶏(バンバンジー)」【中国の簡単おいしい家庭料理 Vol.2】

四川タレが決め手!大人気ブロガーがおすすめする「棒棒鶏(バンバンジー)」【中国の簡単おいしい家庭料理 Vol.2】

中国で100万人以上のフォロワーを持つ人気ブロガーで料理作家の陳宇慧さん。これまでブログに掲載して話題を集めた「おいしくて簡単な中国の家庭料理」の中から、日本の食卓にもすぐに取り入れられる絶品レシピを厳選してご紹介します。中国の“家庭の味”をぜひ楽しんでみてください♪

中国で1年中楽しまれている定番の鶏料理といえば……

こんにちは。陳宇慧です。連載第1回では、中国の定番家庭料理に一工夫を加えた「キャラメル玉ねぎのオムレツ」をご紹介しました。今回は、日本の皆さんもよくご存じの「棒棒鶏(バンバンジー)」をご紹介します。

「棒棒鶏」は、中国四川省の楽山地区から生まれた料理。茹でた鶏肉(ジー)を“バンバン”と棒で叩いてから調理することから、「棒棒鶏」と呼ばれるようになりました。もちろん家庭では叩いて作ることはありませんよ(笑)。

日本では「棒棒鶏」は夏に食べるイメージが強い料理かもしれませんね。が、中国では季節を問わず1年中よく食べられています。ただし、家庭で作るよりも、外食で楽しむことのほうが多いかもしれません。

でも、茹で方にひと工夫をすれば、家庭でも簡単に本格的な「棒棒鶏」が作れます。辛味・酸味・甘味・塩味に加えて、香ばしさ・旨味も楽しめる一品ですから、皆さんもぜひ試してみてくださいね。

汎用性の高い四川タレがポイント!「棒棒鶏」

材料

鶏ささみ 約250~300g (※鶏むね肉の場合は、1枚を3分割くらいに切る)
長ねぎ 1本
生姜 1片
四川花椒 10粒くらい
セロリ 2本、きゅうり 1本 (※どちらか片方だけでもOK)
塩 小さじ1
砂糖 小さじ1/2
酢 中さじ1
醤油 中さじ1/2
ラー油 小さじ1 (※ゴマ油、またはラー油とゴマ油を混ぜて代用しても可)
練りゴマ 小さじ1~2
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作り方

(1)鶏ささみ(または鶏むね肉)を茹でる

大きめの鍋に水を8分目まで入れて、切った長ねぎ、四川花椒、叩き潰した生姜を入れて沸かします。先にお湯に味付けをしてから鶏肉を茹でることで、臭みを取り、薬味の香りを付けることができます。 B8641609c50fed711b423c6b12677e55

お湯が沸いたら、鶏肉を鍋に入れます。弱火で1分ほど加熱したら火を止め、フタをして6~8分ほど静置します。ぐらぐらと茹でず、この方法で熱を入れることによって、鶏肉が非常に柔らかくなります。 75def294d40e162a5ee2d02cbf4011a2

鶏肉に火がきちんと通ったかを判断するには、6分経った後にフタを開けて箸で鶏肉を折り曲げてみてください。写真のように中身の肉がすべて真っ白になっていればOK。まだ赤みがある場合は、さらに2分ほど茹でて様子を見てみてください。 1bbedf6237b14f4f856937bb61c39e1f

(※編集部註:記事末尾の「お肉を調理する際の注意」を参照ください)

(2)野菜を切る

鶏肉を茹でている間に、野菜をきれいに洗って切りましょう。セロリは親指の長さぐらいに切り、きゅうりは皮をむいて千切りにします。きゅうりの皮は少しだけ残したほうが、シャキシャキ感が楽しめるのでおすすめです。 D9c4a6d32209db1014024d878513571d

(3)タレを作る

ラー油と練りゴマを同じ容器に入れて、同じ方向にかき混ぜます。練りゴマはとても粘度が高く、とけにくいので、他の調味料と混ぜる時、先に油(ラー油、ゴマ油を含む)と混ぜてください。

辛いのが苦手な方は、ゴマ油を代用するか、もしくはラー油とゴマ油の割合をお好みで調整して混ぜて使ってください。 1542976e42d306a145dfa3e754239b5b

かき混ぜ終えたら、ここに残り調味料の塩、砂糖、酢、醤油を入れて混ぜ合わせます。

中華料理でよく使われるお酢と言えば、酸味が強い「陳醋」(日本でいう黒酢)、色がやや薄くなりますが香りの強い「香醋」、小籠包や蟹を食べる時に付ける「浙醋」などがあります。

「棒棒鶏」は米を発酵させて造られる「香醋」との相性が良いので、「香醋」もしくは日本の米酢を使うことをオススメします。 7ec09a9e869d267fad35cb98d04154b3

(4)混ぜる

最後に、茹でた鶏肉を細かくほぐしましょう。包丁で切ってもOKです。 9c9f2fbf5711c5a374fa5439e4713926

最後にきゅうり、セロリ、タレとよく混ぜて完成です! タレが足りないようであれば、お好みで分量を増やしてください。 Fddfd206669d2f7681f0f860fc83c8e1

辛味・酸味・甘味・塩味・香ばしさ・旨味に加えて、四川花椒による痺れも入れたら、ほぼ四川料理の怪味(かいみ)の味付けになります。

怪味とは、四川料理の味付けの一つ。中国語で「複雑な味」といった意味があり、いずれかの味が主張があるわけではなく、上記の味全てを兼ね備える味です。さまざまな調味料を少しずつ入れるため、どのような味になるのか不安に思う方もいらっしゃるかと思いますが、食欲を掻き立ててくれる風味に仕上がりますのでご安心を。

また、このタレを茹でた麺にかければ、「怪味涼麺」(四川風ピリ辛混ぜ麺)に。さいの目切りの茹で鶏肉やホルモンとの相性も良いので、これらにかけるだけでおいしい四川料理が出来上がりますよ!


お肉を調理する際の注意

  • 75度、1分以上の加熱をする
  • 肉汁が透明になるまでしっかり焼く
  • 豚肉や鶏肉、レバーなどは、赤い部分がなくなっているかどうか確認する

陳宇慧

18d5a631ff778c34f86ade9888bc5a51 愛称は田螺姑娘(タニシ娘)。中国で100万人以上のフォロワーを誇るブロガーであり、料理作家。ディテール重視で、心が暖かくなるような家庭料理が得意。レシピが詳細で作り方のポイントが的確なため、成功率が極めて高いと支持されている。中国で『日出之食』、『日日之食』、『愉快地吃、痛快地痩(楽しく食べながら、痛快に痩せていく)』と3冊のレシピ本を出版しており、いずれも販売部数が5万部を超えるヒット本となっている。
【Instagram】elynchan

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