2020年7月1日から全国一律でレジ袋の有料化がスタートしました。これに伴い、買い物に行く際には、買ったものを入れるエコバッグを持ち歩くことになります。これまでは使い捨てで使っていた袋を、繰り返し使うエコバッグにすることで衛生面などが気になるという声も少なくなりません。
そこで、「賢く楽しくお買い物!~エコバッグでも食中毒予防~」として、食中毒防止の観点からエコバッグの使い方を紹介している農林水産省の方に、エコバッグの正しい使い方についてお話を聞きました。
エコバッグの汚れ度合いは、エコバッグを使用する頻度や入れる食品の種類、詰め方で変わってくると思います。また、気温や湿度など、お天気などの環境条件等によっても違ってくるため、一概に基準や目安をお示しすることは難しいと思います。
毎日のお買い物で頻繁に使用する場合は、こまめに洗ったり、お手入れすることをおすすめします。
衛生的な状態を保持するためにも、複数のエコバッグを用意しておくと良いと思います。 最近は、色や素材、形など色々なものがあり、エコバッグを選ぶのも一つの楽しみになるのではないでしょうか。
衛生的な面で言うと、洗いやすい素材、また乾きやすい素材のものが良いと思います。
また、夏場や気温の高い時期は保冷バッグタイプのものや内部が外気温の影響を受けにくい作りになっているものが安心だと思います。
風呂敷は、和テイストなアイテムでとてもオシャレであり、エコバッグとして使うことはとてもいいと思います。風呂敷の場合にもエコバッグ同様、清潔に保っていただきながら使用していただければと思います。
風呂敷だと、洗いやすく、また持ち運びも便利なので、物によってはとても便利に使えるのではないでしょうか。
エコバッグを持ちあわせていないからといって、直接手で持ったり、服の中に生鮮食品を入れて持ち運ぶようなことはおすすめできません。生鮮食品の場合、人肌で温度が上がることで食中毒の原因になることも考えられます。
また、食品側からの汁漏れや果汁等が服に付いてしまう可能性がありますので、服の中に入れたりしての持ち帰りはしないようにしてください。
夏は食中毒の発生が多くなる季節です。食中毒は家庭で少し気を付けることで予防することも可能です。
レジ袋が有料化となり、生鮮食品をエコバッグで持ち運ぶようになった初めての夏でもあります。ぜひ、正しい使い方をして、食中毒などの予防に心がけてください。
農林水産省では、食中毒の予防に関する情報を掲載していますので、是非ご参考にして下さい。
(TEXT:上原かほり)