【みりんが活躍】いまが旬のさつまいもご飯をツヤツヤモチモチに！

秋の食の主役級といえば、さつまいも。ホクホクとした食感と優しい甘味を、炊き込みご飯にしてもおいしいですよね。そこで、さつまいもご飯がツヤツヤモチモチに炊ける裏ワザをご紹介しましょう！…炊くときにみりんを加えるのがコツなんですよ。その理由を、みりんを販売している宝酒造にも伺いました。

まず、さつまいもを皮付きのまま洗って、いちょう切りに。水にさらしてアクを抜いておきましょう。米を研ぎ、みりんと塩、水を加え、米の上に先ほどのさつまいもをのせます。炊飯器のスイッチを押したら、まもなく炊きあがりますよ！

おいしく炊ける理由を、宝酒造株式会社・坂口智子さんに伺いました。その理由は、みりんの中に含まれている糖分にあるそう。

坂口氏「みりんに含まれるアルコールとオリゴ糖などの糖が米をおいしくしていると考えられます。米を炊く際に入れることで、米粒の表面に膜ができ、水分を逃がさないといった働きが生まれるのです。すると、炊きあがった際に、ツヤが出て輝き、モチモチとした食感になります。また、アルコールには嫌なにおいを取る働きもあるので、米のヌカ臭さもとってくれますよ」

なるほど、みりんにはスゴい効果があったんですね！大さじ1を入れるだけで、ツヤツヤホクホクに炊けるのだから嬉しい限り。みりんのように陰ながら貢献している人へ、おいしいさつまいもご飯を作ってあげましょう。（TEXT：八幡啓司）