【“クックパッド芸人”藤井21のソロ飯 vol.43】クックパッド芸人を自称し、自らのキッチンに1000品以上のレシピを掲載している「藤井21」さん。一人(ソロ)で作って一人で食べるという「ソロ飯」を日々楽しんでいるそう。藤井21さん自作のおすすめレシピと、悲喜こもごものエピソードをご紹介します。今回は藤井さんおすすめの、鶏むね肉レシピ4選にご注目!
私は鶏肉が大好きだ。
牛肉、豚肉、鶏肉の“三大肉類”の中でも、僕は群を抜いて鶏肉が好きだ。「鶏肉? んー安いけど…」などと言う輩とは一生涯話が合わないと思うので、一緒に旅行はおろか、何かの拍子に三大肉論争になりかねないので、軽く呑みになんてのも行かない方が良いと常々思っている。
さて、鶏肉はとても良い。それは幼少の頃からで、子ども時代に誕生日に何を食べたいかと親に聞かれて「山盛りの唐揚げ!」と答えた程に鶏肉を愛している。ただ、これは単に無類の唐揚げ好きな子どもだった可能性も高いが。
とにかく鶏肉は良い。もも肉は素晴らしい。ジューシーな肉と、脂を携えた皮のバランスが良いし、焼き、煮る、揚げ、どんな料理にも応用が効く鶏肉会の4番バッター。
手羽先&手羽元も良いを仕事する。骨まわりの肉が一番美味いという古来からある“格言”の通り、骨付きならではの手づかみで貪り食べると、そのワイルドさの中に充足感のあるうま味が口に広がる。それでいて、ワンハンドで持てる食べやすさもあるのだから手羽先、手羽元は偉い。
骨まわりに付いた肉をしゃぶるのは、子どもの頃からの悪癖だ。骨の先の軟骨もまた美味い。砂肝やハツ、レバー等のホルモン系もこれまた良い。おつまみからおかずまで、オールラウンドでこなす鶏肉会の名脇役だ。
みなさまにおかれましては、「むね肉」は好きでしょうか? もちろん私は大好きだ。筋肉を使う部位が故に繊維感が強く、食べ応えと共にうま味を内包したその肉は、高タンパク・低脂質・低カロリーでおいしさを保ちつつ、健康面での配慮にも余念がない。むね肉様ありがたやありがたや。
私はよくスーパーでキロ単位で売っているむね肉を買うのだがあれが非常に良い。むね肉と洗剤はいくらあっても困らない常にストックしておきたい大事なもの。でもむね肉はパサパサしていてあんまりだよね、と言うむね肉ビギナーには、調理方法と加熱時間でむね肉の概念は一変するという事を高らかに主張したい。
そこで千万無量ある私のむね肉レシピから
まとめ買いした鶏むね肉1キロ使って、1週間毎日鶏むね肉レシピ!と思ったら、美味すぎて4日でなくなった鶏むね肉レシピ4選!!
を紹介するのでご査収頂きたい。
しっとりとした鶏むね肉にアボカドのコク、シャキシャキ食感のピリ辛玉ねぎダレが合わさると、ご飯進む癖になる味わい。ガッツリ系なのにヘルシーな丼レシピ。
ピザ生地をレンコンとなすで代用したアレンジピザ。香ばしいチーズと一緒になったむね肉もまた味わい深い。フレッシュトマトのソースと一緒に食べる、一口サイズの野菜ピザはヘルシーでおいしい。
むね肉のイメージを変えた立役者「サラダチキン」。紅茶の風味とほのかな苦味もまたむね肉との相性が良き。
和洋折衷のシャキシャキしば漬けタルタルを巻き込んだむね肉は、しっとりしながらもしっかりとした食感で、噛んでいくとタルタルのコクの奥に、むね肉に浸透した和出汁の風味が確かに感じられる。そんな一粒で二度も三度もおいしい一品。
いつもおいしい肉を提供してくださる鶏に、幸多かれ。
料理と笑いで天下を目指す男性ピン芸人。
埼玉県東松山市出身。東松山のやきとりを愛し、東松山市親善大使「東松山市應援團」の一員。食品衛生責任者の資格を持ち、クックパッドには1000以上のレシピをアップしている。日本テレビ系列『ウチのガヤがすみません!』などに出演。
>>オフィシャルブログ「良い香りのある生活」