子どもたちに人気の学校給食レシピを、自治体が運営するクックパッド公式キッチンからご紹介。第12回目は東京都町田市の公式キッチンから。 誰もが経験した懐かしい給食の味わいや、新たな地域の給食の味発見レシピをご家庭の食卓にぜひ取り入れてみて♪
町田市の小学校給食は、各小学校で給食を調理し、提供しています。また、中学校給食は市が考えた献立を民間調理業者がランチボックスに詰めて提供しています。安心・安全でおいしい給食づくりを目指しています。
今回は、簡単かつヘルシーで、食卓が華やかになる「えびと豆腐の薔薇ぎょうざ」をご紹介します。
学校給食では、季節感を大事にしています。「えびと豆腐の薔薇ぎょうざ」が生まれたきっかけは、見頃を迎えるという薔薇園のニュースを見たときでした。そのような四季の便りとともに、学校給食でもたくさんの薔薇を咲かせられたらとても素敵だなと閃きました。それから試作を繰り返して、鶏ひき肉と豆腐でさっぱりふんわり仕上げ、えびを旨味として加えました。学校給食らしい一品になったと思います。
ぎょうざの具はやわらかめにつくることがポイントです。ぎょうざの皮をくるくると巻きつけるときには、やさしく巻きます。力を加えすぎると、はさんだ具が飛び出してしまうので注意が必要です。ふんわり巻くと、きれいな薔薇の形になります。ぎょうざの皮は、薄目のものがいいでしょう。
チャーハンやラーメンなどの中華料理にはもちろんですが、和食との相性もよく、冷めても固くならないので、お弁当にもおすすめです。れんこんや紫蘇を刻んで加えるなど、アレンジしてさまざまな味や食感を楽しめます。普通にぎょうざを包むより簡単にできます。親子で一緒に楽しく調理をして、家族みんなで味わってほしいと願っています。
給食当番が食缶をのふたを開けると、薔薇のぎょうざがきれいに並んでいて、「わぁ~!!白い薔薇だ!!」と歓声が上がります。その声を聞いて、周りの子どもたちの楽しみな気持ちが高まります。インパクトで子どもたちの興味を最初につかむことはとても大事。大きな口を開けて、美味しそうにほおばっていました。ほぼ完食の人気献立です。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。