cookpad news
コラム

いつがデビューのタイミング?「スプーンやお箸」が上手に使える子に育つ方法

【ママ&パパのはじめて離乳食vol.14】離乳食っていつから始めればいいの?作り方がわからない。食べてくれない…そんなお悩みを解決すべく、自身でも離乳食ブランドを手がける平澤朋子さんに、あれこれ聞いてみました。第14回目は「カトラリー・お箸のデビュー」について。いつがデビューのタイミング?どうやって使わせればいいの? ご自身の体験談をもとに、アドバイスをお伝えします。

つかみ食べはカトラリーを使って食べるための第一歩

赤ちゃんが手づかみ食べを始めるのがだいたい生後9ヶ月〜11ヶ月頃ですが、まだ力の加減がわからないので、食べ物が潰れてしまったり、口に入りきらない量を押し込んでこぼしたり、見ていてハラハラすることが多いかもしれません。

でもこの体験がとても大切で、自分の一口の量を覚えたり、食べ物の大きさや固さ、温度を学んでいるので、手づかみ食べはどんどんやらせてあげてください。手づかみ食べを繰り返していくと手先が上手に使えるようになり、スプーンやフォーク、お箸への移行もスムーズになります。

「自分で食べたい」を尊重する食べさせ方とは

私の娘は、9ヶ月頃から手づかみ食べを始め、同時にスプーンにも興味を持ち始めました。私が持って食べさせているスプーンを欲しがるので、他のスプーンをテーブルに置くようにすると、それを持って一生懸命使おうとしていました。はじめはスプーンを握って持つので、持ち手にカーブがついたものが握りやすかったようです。

まだ上手にすくえないので、引き続き私が食べさせていましたが、「自分で食べたい」という気持ちを大切にしました。汚しても気にせず、無理強いをしないように心がけて、娘がしたいようにつかみ食べも、スプーンの練習もどんどんさせていました。

スプーンを持つことに慣れてくるとお口に運べるようになるので、スプーンに食べ物を乗せてあげて、それを自分で食べる練習をしました。何度も何度も繰り返していくうちに少しずつできるようになり、1歳頃には片手にスプーン、もう一方の手でつかみ食べのスタイルが定番になっていたと思います。

そして1歳半くらいからはスプーンを使って自分で上手に食べられるようになりました。ちなみに娘が使っていたのはとうもろこしの素材でできたスプーンとフォークで、握りやすかったようで3歳くらいまで使っていました。

お箸デビューは触らせてみるところから

1歳5ヶ月頃にはお箸に興味を持ち始めましたが、もちろん上手に使えないので触らせてみることからスタート。せっかくお箸に興味を示したので、娘には矯正箸を使わせていました。すると、1歳10ヶ月頃には麺類など、お箸で掴みやすいものは自分で食べられるようになり、その後もしばらくは矯正箸を使っていましたが、普通のお箸も用意するようにして、徐々に移行していきました。

3歳手前くらいで普通のお箸でも麺類や滑りにくいものを掴めるようになってきたので、そこからは正しい持ち方やコツを教えたり、焦らせずに少しずつ練習の積み重ね。お箸で掴みにくいものはスプーンやフォークを使い、口出しはせずに見守るようにしていました。

7歳になった今では正しいお箸の持ち方で、しっかり食べています。カトラリーやお箸を使う時期の慣れ方は個人差が大きいように思います。
・興味を持ったときにカトラリー、お箸を用意をしてあげること
・大人が焦らないこと
・少しずつ進めていくこと
がカトラリーとお箸のデビューでは大事なのかなと思います。

画像提供:Adobe Stock

平澤朋子

食育アドバイザー。ライター歴23年、ビューティー&ファッションを中心に女性誌やWebマガジン等に執筆。2014年に女児を出産し、自身の経験から「本当に自分の子どもに食べさせたいかどうか」を基準としたこだわりの無添加離乳食「bebemeshi」を企画・開発する会社を2016年に設立。食育アドバイザーの資格を取得し、子どもの「食」の大切さを広める活動も行なっている。旅と食とお酒を愛する一児の母。