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【保温効果も!?】寒いときこそ「サバ」を食べよう!

漢方・薬膳の総合ポータルサイト「漢方デスク」が、漢方医学の考え方に基づいて、食事やライフスタイル、漢方薬について提案します。

サバにはどんな薬膳効果があるの?

サバなどの青魚には不飽和脂肪酸であるDHAやEPAが多く含まれています。これらの脂は体に良い脂とされ、動脈硬化の予防に役立ちます。漢方でいうと、サバには血の巡りを良くし 身体を温める作用と、胃を元気にして体力を付けてくれる気を補う作用があり、イライラした気分を解消する効果もあるといわれています。

近年北欧産の非常に脂が乗ったサバも出回っていますが、気を補うにはあまり適しません。適度な脂量の物を用いるようにしましょう。

サバにはこの組み合わせがおすすめ!

薬膳の考え方で、サバと組み合わせると良い食材をご紹介します。

サバ✕トマト

サバとトマトを一緒に煮込むと血流の改善が期待できるので、月経痛や頭痛の改善に効果的です。

サバ✕カレー粉

カレー粉にはウコン(ターメリック)、クミン、胡椒、カルダモン、シナモン、陳皮などが含まれています。これらスパイスの特有の香りで食欲を増進させてくれ、さらに 消化不良も改善し、胃を健康にしてくれるという薬膳的な効能があります。サバとカレー粉の組み合わせは食欲不振を解消にぴったりです。

サバ✕みそ✕しょうが

サバの味噌煮にしょうがを入れることで、気を巡らし、憂うつな気分を解消 します。

サバ✕トマト✕しょうが✕カレー粉 

サバと相性の良い食材を全て合わせれば、血の巡りを良くし、体を温めるのでおすすめです。

旬のサバはシンプルに塩焼きも美味しいですが、血の巡りが悪くなり、体が冷えがちな冬は、他の食材と組み合わせてサバの薬膳効果を高めましょう!

漢方デスク薬剤師 小屋原佳苗

漢方・漢方薬・薬膳のポータルサイト「漢方デスク」で、漢方の専門家として食事やライフスタイル、漢方薬について提案している薬剤師です。「みんなの漢方相談」でお悩みに関してもお答えしています。

監修:漢方デスク

漢方デスクは漢方・漢方薬・薬膳の総合ポータルサイトで、個別のタイプに合わせた薬膳、ツボ療法、漢方薬、生活習慣の改善等の日々の生活に取り入れられる健康情報お届けします。

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