【今週のおすすめの一冊 vol.10】編集部が特に「おもしろい!」と注目した料理にまつわる本をピックアップし、気になる内容をダイジェストでお届け。今回は『ぐっち夫婦のお弁当大作戦』(家の光協会)についてご紹介します!
新年度、新学期と4月は新たな生活がスタートし、お弁当を作り始める人も多い時期。お弁当は節約になり、健康管理がしやすいなどのメリットのある一方、毎日続けるとなると意外と大変。
よくあるのが「朝、時間がない」「組み合わせに悩む」「おかずがワンパターンになる」などに悩む声も。そこで今回はInstagramのフォロワー数、約74万人の人気料理家ユニット・ぐっち夫婦の新刊『ぐっち夫婦のお弁当大作戦』から、毎日無理なくお弁当を作るためのアイディアをご紹介します。
時間や手間はかけず、普段の晩ごはんも20分ほどで仕上げることが多いぐっち夫婦。そんな2人が提案するのが「炊飯器で作れる味付きごはん弁当」です。
おかずがマンネリ化するなら、ごはんに変化を持たせるとバリエーションに悩みません。また、味付きごはんを炊飯器で作れば、材料を入れてボタンを押すだけでごはんが完成するので、手間をかけたくない日に特におすすめなんだとか。
たんぱく質と野菜が入った具材をごはんと一緒に炊き込めば、栄養も問題なし。箸休め程度にごく簡単な副菜や加工品、漬物などを詰めれば、おかずの組み合わせに悩むこともありません。
今回はぐっち夫婦Tatsuyaさん、SHINOさんそれぞれが提案する炊飯器で作れる味付きごはんのレシピを紹介します。
カレーピラフには肉類が入っていないので、ウインナーは4本がマスト! 福神漬けを混ぜ込んだピラフとベストコンビ。
カレーには福神漬けですが、カレーチャーハンを作る時に福神漬けを入れたらめちゃめちゃおいしかったのがレシピ誕生のきっかけ。炊き上がりに入れるピーマンと福神漬けの色と食感がポイントです!
玉ねぎ……1/2個
ピーマン……1個
福神漬け(市販品)……大さじ2
米……2合
パセリ(好みで・みじん切り)……適量
【A】
洋風スープの素(固形)……1個
カレー粉……大さじ1/2
トマトケチャップ……小さじ2
ウスターソース……小さじ1
しょうゆ……小さじ1
1. 玉ねぎ、ピーマンは1cm角に切る。
2. 炊飯器の内釜に洗った米、Aを入れ、水を2合の目盛りよりやや少なめに注ぐ。玉ねぎを加えて普通に炊く。
3. 炊き上がった炊飯器にピーマン、福神漬けを加えて混ぜ、蒸らす。弁当箱に詰め、パセリを散らして完成。
・切り込みウインナーのペッパー焼き
・ゆで卵
見た目は本格的ですが、実は炊飯器で炊くだけ。和風もいいけれど、たまにはこんなエスニック弁当も嬉しいですよね。
鶏肉のだしをたっぷりごはんに吸わせたアジアの定番料理、カオマンガイ。料理上級者の味が、炊飯器で簡単に作れるのでおすすめ!
鶏もも肉……1枚
酒……大さじ1
塩、こしょう……各少々
しょうが(薄切り)……1かけ
長ねぎ(青い部分)……1本分
米……2合
パクチー(葉をちぎる)、きゅうり(斜め切り)……各適量
【A】
しょうゆ……大さじ1
にんにく(すりおろし)……小さじ1/3
ねぎソース(1人分)
長ねぎ(みじん切り)……5cm
ごま油……小さじ2
オイスターソース……小さじ1
しょうゆ……小さじ1
レモン汁……小さじ1/2
砂糖……ふたつまみ
1. 鶏肉は酒、塩、こしょうをふって5分ほどおく。
2. 炊飯器の内蓋に洗った米、Aを入れ、水を2合目の目盛りよりやや少なめに注ぐ。鶏肉、長ねぎの青い部分、しょうがをのせて普通に炊く。炊き上がったら、鶏肉、長ねぎ、しょうがを取り出してご飯を混ぜ、蒸らす。
3. ねぎソースの材料を合わせる。弁当箱にごはんを詰め、鶏肉を切ってのせ、鶏肉にねぎソースをかけ、きゅうりとパクチーを添える。
・焼きパプリカのごまマヨあえ
(TEXT:小菅さちえ)
お弁当作りの3つのお悩みを、ぐっち夫婦が解決します!
1.朝、時間がない→前日仕込みのメインおかずと、下味冷凍のメインおかずで解決!
2.組み合わせに悩む→野菜の副菜 色別カタログと、卵、加工品のおかずカタログで解決!
3.おかずがワンパターン→定番食材のバリエーションと、味付きごはんのバリエーションで解決!
時間や手間をかけなくても、ちょっとした工夫で、おいしくって見栄えのいいお弁当が完成。Tatsuyaさんはがっつり肉系ののっけ弁、SHINOさんは野菜多めの彩り弁当と、ふたりの好みの違いも反映させたお弁当を提案しています。
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「日々の暮らしを楽しくおいしく。ちょっとおしゃれに」をテーマに、夫婦で料理家として活動。作る人のライフスタイルに寄り添えるようなメニューを考案し、InstagramやYouTubeチャンネルなどで日々情報発信し続けている。オンライン料理教室も定期的に開催。雑誌やインターネットでの連載、テレビ出演も多数。本書は3冊目の著書となる。
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