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世界からも注目される「禅」と「精進料理」のススメ

クックパッドニュース編集部

日本No.1レシピサイト「クックパッド」編集部

仏教の宗派の1つである「禅」。その考え方が日本だけでなく、世界からも脚光を浴びています。今回は、「禅」の心とその修行の1つとされる「精進料理」にスポットを当て、シンプルに心スッキリと毎日を過ごせるエッセンスをご紹介します。新年が明けて早や1カ月余り、ちょっと疲れがたまっているかもしれないアナタの心にもきっと効きますよ。

「禅」が日本でも世界でも話題です☆

今、「自分自身と向き合い、物事をシンプルに考え、心穏やかに過ごす」という禅の考え方が注目されています。2010年に出版された『考えない練習』は、住職・小池龍之介さんによるもの。禅の考え方をベースに日常のイライラや不安を実践的に解消する方法を教えてくれる本書は、現在30万部超えのベストセラーに。また、2013年には住職・枡野俊明さんによる『心配事の9割は起こらない 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』が出版。禅の教えから、不安や悩みに対する“心の断捨離”を説く本書も人気となりました。

そんな禅に傾倒した人物として有名なのが、アメリカ・アップル社の創業者であり、2011年に若くして亡くなったスティーブ・ジョブズさんです。ジョブズさんは、日本のお寺に出家しようと考えたほどの禅フリーク。世界を変えた「iMac」や「iPhone」のデザインや機能にも禅のシンプルな考え方が反映されているといいます。禅の修行の1つとされる「坐禅」は、日本でも2005年頃から人気。それが、今や生産や創造性を増す手段として、グーグルやフェイスブックの本社でも取り入れられているとのことです。

「禅」では、料理も修行のうち!?

禅では、日常の行いの全てが修行と考えられています。坐禅はもちろん、読経、写経、掃除、そして料理もあてはまります。そうした1つ1つの行動に没頭することが、悩みやイライラを無くし、安らかな心をもたらしてくれるのだとか。“修行”とまではいかなくても、その考え方は私たちの生活にもすぐに使えそう。クックパッドユーザーの皆さんが没頭していることと言えば、もちろん“料理”ですね。

「精進料理」を作って、心を整えよう!!

精進料理は皆さんもご存知の通り、お寺で食べられている料理のこと。肉・魚を使わず、野菜中心の献立はとてもヘルシー。味付けはあっさりが基本。調味料は、素材そのものを引き立てるために使うものと考えられています。また、“精進”という言葉には、「仏教修行に励むこと」「1つのことに集中して励むこと」という意味があります。ここにも禅の考え方が活きているようです。

そして、ダシづくりに使った昆布や野菜の切れ端を別の料理するなど、食材を食べ尽くすというのも精進料理ならではの特徴。材料を大切にし、料理・食事に「ありがとう」の気持ちを感じさせてくれるものなのです。クックパッドにも精進料理にチャレンジしている方がいましたよ。

鎌倉の“建長寺”に由来する「けんちん汁」

野菜を中心にいろいろな具材を油で炒め、ダシを加え、熱々でいただくのがこの時期にたまらない「けんちん汁」。実は、鎌倉の禅寺「建長寺」で発祥したもの。「素材を活かし、全て使い切る」という禅の心が現れた一品です。

宿坊の味をおうちで簡単に再現!!

レシピ作者さんは、「宿坊で食べた味が忘れられない」とおうちで作ってみたのだそう。シンプルながらも、“素材を活かす”ってこういうことなのかと感じさせてくれるレシピです。

精進料理の“華”とされる「胡麻豆腐」

雑念を捨て、一心に胡麻をすりあげる—禅の考えそのものを表すことから「精進料理の華」と呼ばれるそう。寒い冬は一番ダシベースの温かいあんをかけていただくのもオススメです。

手間も時間もかかるものが多い精進料理ではありますが、1つ1つの工程に集中して料理することこそ精進料理、そして禅の神髄です。是非、一度試してみてはいかがでしょうか。出来上がりには心がスッキリと晴れやかになっていると思いますよ。(TEXT:中本タカシ/ライツ)

執筆者情報

クックパッドニュース編集部

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