元フランス大統領をトリコにした！？伝説の料理番の魔法のレシピを大公開！

海外から世界的なシェフを招き、同時通訳を交えながら、至極の一品を紹介する「あさイチ」の新企画「レジェンドキッチン」。今回登場したのは、美食家で知られるフランスのミッテラン元大統領の専属料理人を務めたダニエル・デルプシュさん。大統領を夢中にしたその魔法のレシピの秘密を、解き明かしていきますよ。

7月7日放映の「あさイチ」は、話題の新企画「レジェンドキッチン」。今回登場したのは、フランスのミッテラン元大統領の専属料理人であるダニエル・デルプシュさんでした。
46歳で女性としてはフランス史上初の大統領専属料理人に抜擢されたダニエルさんは、日本でも大ヒットした映画「大統領の料理人」のモデルにもなったほど。格式ばった料理をほっとくつろげる家庭の味へと変化させたダニエルさんの料理は、大統領をトリコにしていったそうです。

今回教えてくれたのは、大統領をトロけさせたという魔法のレシピ「ウー・ブルイエ シャンピニオン添え」。英語でいうとスクランブルエッグで、フランスの宝と言われるレシピです。滑らかな舌触りは卵料理の価値観を一変するほど。さっそく作り方をリポートしますよ。

卵をボウルに割ったら、少しだけコショウをして、泡立て器でかき混ぜます。
厚手の鍋に入れたら、ひとまわり大きな鍋やフライパンで湯せんします。8の字を書くように絶え間なく、均等にかき混ぜましょう。かき混ぜるときは、ヘラと泡立て器を使います。ダマになってきたと思ったら、湯せんしている鍋やフライパンから外して布巾などの上に置き、泡立て器でかき混ぜるのがポイント。
加熱できたなと思ったら湯せんから外して、卵黄を1個プラス。最後に塩も少々。最後の最後で入れるのが大切なんだとか。

深めの皿に盛り付けたら、バターで玉ねぎとマッシュルーム、ハーブを加えて作った付け合せを添えれば完成です。

こちらのレシピはなんとフォークでなく、スプーンでいただくそうですよ。本当にスープのようなクリーミーで、まるでビロードのようなフランス風のスクランブルエッグ。食べてみたくなった人も多いはず。クックパッドにも参考になりそうなレシピがあったので、いくつかご紹介しておきますね。

いかがですか？「料理は人生のパスポート」と語るダニエルさんは、60歳にして南極調査隊の料理人に立候補したというパワフルな女性。そんなダニエルさんが作りだす魔法のレシピをぜひ味わってみてくださいね。（TEXT:黒沢るか/ライツ）