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コラム

すり鉢を使った、かんたんごま和え料理!

すり鉢を使いこなしましょう

すり鉢は、材料を細かくすりつぶすのに、あると便利な台所道具です。すり鉢をお持ちでない方はたくさんいらっしゃると思います。なんだか大変そうと思ってしまうのでしょう。けれども、大変なことはひとつもありません。フードプロセッサーと違い、手ですりつぶすので、細かすぎず、ちょうどよい加減がおいしさにつながるのです。

どんなすり鉢がよいのか

直径が八寸(24センチ)のすり鉢が、使いやすい大きさかと思います。すりこ木は、山椒の木が堅くておすすめです。すりこ木の長さは、すり鉢の直径と同じくらいのものがよいでしょう。すり鉢とすりこ木があると、料理のレパートリーがぐっと広がります。ごまをすったり、野菜を細かくすりつぶしたり、すりすりごりごりと、すりこ木ですりつぶすのは楽しいひと手間です。

炒ったごまや、すったごまも売っていますが、自分で炒り、すり鉢ですったごまは風味がよく、格別のおいしさがあります。

すり鉢を使った簡単なごま和え料理を紹介しましょう。ぜひお試しください。

いんげんのごま和え

<材料>

いんげん…200g
白ごま…大サジ2杯(洗いごま)
梅干し…1コと半分
てんさい糖…大サジ1杯
しょう油…大サジ1杯

<作り方>

1.白ごまを、フライパンで、うっすらと色が変わるまで、弱火で10分ほど炒ります。
2.炒った白ごまをすり鉢でしっかりとすり、梅干し、てんさい糖、しょう油を加え、ペースト状になるように、さらにすります。
3.いんげんは筋があれば取り、およそ2分、塩ゆでします。
4.ゆでたいんげんは3センチに切り、和え衣と、よく和えたら出来上がりです。

にんじんのごまみそ和え

<材料>

にんじん…大1本(せん切り)
白ごま…大サジ2杯(洗いごま)
白みそ…大サジ1杯
酒…大サジ2杯

1.白ごまを、フライパンで、うっすらと色が変わるまで、弱火で10分ほど炒ります。
2.炒った白ごまをすり鉢でしっかりとすります。
3.にんじんをごま油で炒めて、しんなりしたら、白みそ、酒を加えてなじませます。
4.和え衣とよく和えたら出来上がりです。

春菊のナムル風ごま和え

<材料>

春菊…1束
白ごま…大サジ2杯(洗いごま)
にんにく…少々
しょう油…小サジ2杯
てんさい糖…小サジ2杯
ごま油…大サジ3杯

1.春菊は葉の裏までよく洗い、茎から湯に入れて、およそ2分ゆでます。
2.ゆでた春菊は、冷水につけてから、よくしぼり、3センチに切ります。
3.白ごまを、フライパンで、うっすらと色が変わるまで、弱火で10分ほど炒ります。
4.炒った白ごまをすり鉢でしっかりとすります。そこに、刻んだにんにくを加えて、さらにすり、しょう油、てんさい糖、ごま油を加えて混ぜ合わせます。
5.春菊と和え衣をよく和えたら出来上がりです。

ごまの炒り方

ごまは、弱火で炒り、ふっくらとなって、一粒つまんで、ちからを入れたら、ぶつっとつぶれるくらいが丁度よいでしょう。お好みの和え衣を作っておいて、保存しておくと、急ぎのときにも、おいしいごま和えがさっと出来るので重宝します。

すり鉢の洗い方

すり鉢は、目に沿ってタワシで洗いましょう。スポンジですと、スポンジが削れてしまいますので注意です。すりこ木も、タワシを使って木目に沿って洗います。水気をよく切り、日陰で自然乾燥させてください。

文・写真:松浦弥太郎 

くらしのきほん

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