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コラム

家族円満に♪台湾の「巨大ミートボール」で新年をお祝いしよう【世界のクックパッドから―お正月編】

世界74の国と地域でサービス展開しているクックパッド。それぞれの国のクックパッドに寄せられた現地のユーザーさんによる本場のレシピをお届けします。 今回ご紹介するのは台湾のお正月料理。「円満」を意味するビッグなミートボールで、台湾の旧正月気分を味わってみましょう。

皆さま、お正月をいかがお過ごしですか? 日本では1月1日からがお正月ですが、台湾では1月下旬にある旧正月が1年の中でも特に大切なイベント。約1週間、台湾中がお祭りムードで盛り上がります。
今回は、そんな台湾のお正月料理の名物、大きなふわふわ肉団子をじっくり煮込んだスープ「獅子頭」をご紹介します!

ビッグな肉団子とチンゲン菜を煮込んだスープ「獅子頭」

獅子舞の時にかぶる大きな獅子のお面「獅子頭」。この名前のような、大きな肉団子です。
このお料理が生まれたのは今から1400年前、中国が隋と呼ばれた時代と言われています。皇帝の晩餐時に出され、その豪快さが「獅子の頭ようだ」と皇帝が自らこの料理を名付けたのだとか。
この肉団子自体は色々な作り方や盛り付けがありますが、お正月の獅子頭は円状に並べられます。まるで、家族みんながテーブルについてるようにも見えますね。
作り方は簡単。さっそくレシピを見てみましょう。

材料(4人分)

<肉団子>
・豚ひき肉…500g
・醤油…小さじ2
・料理酒…小さじ2
・ごま油…適量
・塩・胡椒…適量
・水溶き片栗粉…適量

・揚げ油…適量

<スープ部分>
・鶏ガラスープ…500cc
・チンゲン菜…4~5株
・白菜…1/2個
・ハム…20g
・ホタテ…10g
・水溶き片栗粉…適量
・クコの実…適量

・小ねぎ(お好みで)…3本

手順

1. 豚ひき肉をボウルに入れ、そこに醤油、料理酒、ごま油、塩・胡椒を入れます。
2. の材料をよく混ぜながら、水溶き片栗粉を少しずつ入れます。片栗粉がつなぎになり、肉団子がよりジューシーになります。
3. の挽き肉のタネを8等分にし、手を使って丸く肉団子を作ります。

4. 肉団子が崩れないように油で揚げます。
5. もう1つの鍋に白菜を半量敷き、そこにの肉団子を載せ、肉団子が全て浸るくらい鶏ガラスープを入れます。
6. ハムとホタテを鍋に入れ、最後に残りの白菜で覆います。

7. 最初に強火で沸騰させ、沸いたら弱火にし、蓋をして40分ほど煮込みます。

8. 全ての白菜を取り出し、クコの実を入れて数分煮込みます。同時に他の鍋で食べやすい大きさに切ったチンゲン菜をさっと茹でます(盛り付けに使います)。
9. 器にチンゲン菜や白菜などの具を敷き、肉団子をその上に置きます。チンゲン菜をぐるっと飾ると綺麗です。
10. スープを水溶き片栗粉を加えてとろみをつけ、それをの器に注ぎます。お好みで刻んだ小ねぎを散らせば出来上がり!

※コツ

  • 煮込む時は、肉団子が崩れないように、弱火で煮込みます。
  • 肉団子が鍋の底につかないように、白菜を下に敷きます。

いかがでしたでしょうか? 日本でも手に入りやすい材料を使った台湾の肉団子スープを、台湾の料理教室の先生のレシピを使って紹介してみました。体も温まり縁起の良いこのお料理に、ぜひ挑戦してみて下さい!

台湾版のクックパッドに投稿された、花媽甜心派さんのオリジナルのレシピはこちら。
『鴻運獅子頭』

彼女は台湾で人気のレシピ作者さんで、料理教室の先生もしているそうですよ♪

クックパッド台湾をのぞいてみよう

クックパッド台湾 では、現地のユーザーさんから投稿された本場のご家庭のレシピが見られます。 中国・台湾語がわかる方は勿論、眺めているだけでも楽しいので、ぜひこちらも覗いてみて下さいね。

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