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コラム

効率よくおいしい料理が作れるようになる!「段取り力」のつけ方

【意外と知らない料理のキホンvol.1】料理をしてみると、知ってるようで知らなかったことが意外と多くあることに気づきます。食材の下ごしらえや、切り方、保存法など、ちゃんと教わったことはなかったけど「それ知りたかった!」という料理のキホンを、管理栄養士の永吉みねこさんに教えていただきます!

意外と知らない料理の段取りを知ろう!

料理を作る時に大切と言われている段取り。意外と知られていない段取りをマスターし、段取りよく料理ができれば、効率よくおいしい料理を作ることができるようになります!

段取り力の決め手は調理の前にあり

段取りとは1食を効率よく作る力

段取りというと、いかにひとつの料理を効率よく作るかと考えがちですが、大切なのは1食トータルを無駄なくおいしく作ること。1食で食べる料理全体を考えることがとっても大切です。

調理にかかる前に工程を想像しよう!

段取りが苦手という方や料理に時間がかかりすぎてしまっている方で多いのが、いきなり料理をしてしまうこと。料理中はどうしても今作っている料理に集中しがちになってしまいます。なので、調理をはじめる前に1食トータルで考えて、どんな順番で作るのか、どんな材料を作るのか、ざっくりとで大丈夫なので頭を整理してみましょう。

時間のかかるものから調理が基本

時間がかかる&放置できるものから作ろう!

いざ調理にかかる時に段取りで1番大切なのは、料理を作る順番です。最初に取り掛かるのは時間がかかり放置できる料理です。例えば、スープやシチュー、煮物、オーブン料理など。これらのお料理は時間はかかりますが、ずっと見ている必要はありません。なので、あとは煮込むだけの状態まで作っておいて、煮込んでいる間に次のお料理を作ると効率よく料理ができます。

次にずっと見ている必要がある料理を作ろう!

煮物やスープなどを煮込んでいる間を使って、ずっと見ている必要があるお料理を作ります。ずっと見ている必要があるお料理とは、例えば和え物や炒め物、焼き物など。これらのお料理は比較的調理時間は短いですが、煮物のように目をはなすことはできません。なので、煮込みの時間をうまく使ってその間に手早く仕上げていきます。

工程はまとめず、1品ずつ作る

特に調理スペースが限られている場合、色々な材料を出しっぱなしにするとスペースがなくなって効率が悪くなりますし、後片付けも大変になってしまいます。なので、野菜をすべて切ってから調理にとりかかるというふうに工程ごとにまとめるのではなく、1品作ったら次の料理に取り掛かることが大切。例えば、煮物を後は煮込むだけにしておいて次の料理に取りかかれば、材料も調味料も全てお鍋の中なので調理台がリセットされて快適に料理ができます。

段取りを極めておいしい料理を

段取りというと、テクニックやワザが必要そうに思えますが大切なのは考え方です。どんな順番で作れば効率がよいかを考えることがポイント。ぜひ段取りの方法を日々のお料理に役立ててくださいね。

永吉みねこ

フリーランス管理栄養士。献立・レシピ・栄養バランスが即キマる! 即決バランスクッキングスクール代表。「忙しくてもちゃんと簡単に自炊」をサポートするコンテンツ・レシピを提供。延べレシピ開発数は1400以上。 ●Instagram>>
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